ベータ段階を抜け出して、輝きを少々増したGoogle Chrome

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GoogleのChromeブラウザがいよいよ本格稼働を開始する。先に記事にしたように、Googleは14週間でChromeから「ベータ」を取り去った(GmailなどGoogleプロダクトの多くは数年に渡ってベータ扱いされている)。GoogleによればChromeは世界中で1000万のアクティブユーザを獲得しているとのこと。

Chromeの発表以来、多くのバグが修正され(オーディオや動画の誤動作は減少した)、V8 JavaScriptエンジン上でのパフォーマンスを向上させ、ブックマークマネジャーを追加し、プライバシー関連の設定を行いやすいようにUIの変更も行った。機能拡張(Firefoxのアドオンに該当する)プラットフォームも準備中とのこと。MacおよびLinux版はまだ存在しない。

LeWebにて行った、Googleの検索プロダクトおよびユーザエクスペリエンス部門担当のMarissa Mayerに対するインタビューで、Chromeを巡る(比較的)素早い動きは、Chromeがクライアント向けソフトウェアだからだという話を聞いた。OEM提供を考える企業もベータ段階では二の足を踏み、それでGoogleはテストをある程度のところで切り上げることになったわけだ。Gmailなどクラウドベースのプログラムに関しては、大規模な機能追加を行う可能性があると考えている間は、いつまでもベータ段階にしておくこともある。

Google Chromeは現状について記しておこう。リリースされた瞬間から、Chromeの速度は話題になった。新たな機能および安定性を訴え、ブラウザ市場への新規参入はうまくいった。Chromeの公開後数日で、TechCrunchへのトラフィック中6.23%を占めるに至り、数週間後には8.12%となった。アナリストの中には2年以内にFirefoxを追い抜くと予想する人もいた。

しかし最近はTechCrunchのトラフィック上でも6%程度に減少している。これはOperaと比べれば3倍ほどだが、Safari(9.87%)やInternet Explorer(28.37%)、Firefox(52.05%)には遠く及ばない数値となっている。誕生から数ヶ月しか経ていないブラウザであることを考えれば立派なものだが、Internet Explorerに取って代わる(Googleの最終的な目標だ)ためには、市場シェアを一層広げていく必要がある。TechCrunchのトラフィックもウェブ全体の傾向とかけ離れてはいる(最新のレポートによれば米国内における市場全体で見るとChromeのシェアは0.62%でIEは81.36%とのこと)。しかし当サイトには先端的な人が多く集まっており、将来的な傾向を示すものということはできるだろう。

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(翻訳:Maeda, H)