子どもが夢中で遊んでいるうちに教育効果を発揮するJumpStartのVirtual World

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教育用のソフトウェアでは、子供にはふつうの脱出ゲームをプレイしているだけだと思わせながら、脳を働かせるための情報・論理問題を忍び込ませる仕掛けが用いられる。この手のゲームが数多く登場する中、オンラインの仮想世界にこの仕組みをうまく持ち込んだものはない。子供向けの仮想世界のほとんどは、教育よりもただ娯楽の方に力点を置いている。売れ筋教育ソフトを開発しているJumpStartは今週、このギャップを埋めるJumpStart Virtual Worldのパブリックベータ公開を開始した。

ゲームは表現力豊かな3Dを用い、アバターのカスタマイズもでき、開拓すべき広大な世界を持つ立派なものとなっている。ゲームはブラウザ上で動作し、プラグインを使ってMacとウィンドウズの双方でプレイすることができる。現在のリリースには5つのテーマゾーンが設定されていて、遊びながら学ぶことができるように設計されている(「ストーリーゲーム」では、お話の中に埋め込むパーツを見つけるのに記憶力ゲームを行うといった具合)。それぞれのゲームでは進行具合をチェックすることができ、親は電子メールで子供の状況を確認することができる。

JumpStartは対象を3つのセグメントに分けている。分類は年齢層によるもの。サービス提供を開始したばかりの現在は「ストーリーランド」(3歳から5歳向け)のみ公開されているが、2009年3月ないし4月には「アドベンチャーランド」(6-8歳)および「フューチャーランド」(8-10歳)の提供も開始する。ゲームをやってみる分には無料で、ひとつのテーマゾーンを最後まで遊んでみることができる。しかし他に用意されている大部分のコンテンツにアクセスするには、1家族月間で7ドル99セントかかる(これは家族毎の価格で、子供毎ではない。またJumpStartの販売するゲームライブラリにもアクセスすることができる)。

但し、現在のところはJumpStartの世界に用意されたコンテンツは、オンラインであることのメリットを活かしてはいない。安全面の配慮もあってアバター間の交流もあまり行うことができない(3-5歳にこういった制限を行うことは十分に納得できる)。JumpStartの幹部であるThomas Swallaは他にも開発中だとしているが、スタート時にひとつしかマルチプレイヤーゲームが用意されていないのは物足りない。月次会費を徴収するのなら、これまでのオフラインゲームと一線を画す機能が必要だろう。とは言っても、個人的にはゲーム自体はとても楽しかった(もちろん対象年齢を大幅に超えてはいるけれど)。子供たちにも十分魅力的なゲームだと思う。

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(翻訳:Maeda, H)