Zentact
MyBlogLog
gnip

Zentactを使ってスーパーコネクターになろう(招待あり)

次の記事

子どもが夢中で遊んでいるうちに教育効果を発揮するJumpStartのVirtual World

社会的関係を存分に活用するセールスや交渉事に卓越した人には、何かしら特別なところがある。Malcolm Gladwellはそういった人々のことをコネクターと呼ぶ。コネクターは社会ないしビジネスにおいて人々の興味、スキル、ニーズを把握して、人々を結びつける役割を果たす。この面においてシドニー・ワインバーグ(ゴールドマン・サックスの隆盛を築いた伝説的人物)のように「コネクター」として真に長けている場合には「スーパーコネクター」と呼ばれることとなる。

Zentactはスーパーコネクターたらんとする人を支援するためのサイトだ。一朝一夕にスーパーコネクターを生み出せるわけではない。しかしこのアプローチは可能性を秘めた面白いものではある。Zentactはブラウザのアドオン(現在のところはFirefoxのみに対応している)として動作し、ウェブを閲覧する際にも、自身のもつ社会的ネットワークとの共同作業を行うことができるようになる。試してみたい方はプライベートベータに500名が招待されている(いったんメンバーになるとZentact経由でメッセージを出して他の人を好きなだけ招待することができる)。

各種設定を完了した後にZentactで想定されている使い方は次のようなものだ。たとえば黒のラブラドールに関する話を読んでいるとしよう。するとポップアップが表示されて、仲間に黒のラブラドールが大好きな人がいることを通知してくる。そしてその人物宛に、読んでいるページから直接その記事とメモを送信することができるようになる。あるいは知り合いの会社について言及しているブログ記事を見つけた際にも同様のことが行える。記事ないしリンクを転送して、自身を思いやりのある人として演出することができる。これは誕生日になると自動的に通知してくれるカレンダーや、誰かの誕生日を意識して特別なことをしているように見せかけてくれるAmazonと同様の手法だ。

投資家件アドバイザーで、GnipのCEOであるEric Marcoullierによれば「これは基本的にカルマポイントに関わるシステムです」とのこと。MarcoullierとZentactの共同設立者のJohn Sampson、およびJared Brandtは全員MyBloglogの出身だ。彼らが集まって数十万ドルでZentactを設立した(Howard Lindzonが最高額のエンジェル)。

Zentactを使う前に、まずはGmail、Hotmail、あるいはYahoo Mailから連絡先リストを取り込む必要がある。続いて(これがZentactの欠点だと思うが)すべての連絡先に趣味、所属会社、その他の情報をタグ付けしていかなければならない。これは私個人にとっては無理な話だ。取り憑かれたようにこの主の作業を行う人がいるのは知っている(セールス関係、リクルーター、などの業務に関わる人はよくやっている)。しかしたいていの人はやらないと思う。私の場合、Gmailに2,318の連絡先情報がある。すべてをチェックしてタグ付けするなんて考えられない。FacebookやLinkedInなど、所属しているソーシャルネットワークでは連絡先に登録されている各人が何ものであるのか、趣味は何で仕事は何なのかという情報が入っている。Zentactがそちらから情報を取ってきてくれるようになればはるかに便利になる。

Zentactには、もちろん手間を省くための機能もある。Gmailで誰かにメールを送る場合、アドレス欄の下、メールの右上にZentactのボックスが開き、そこでタグやその他の情報を徐々に入力していくこともできる。これならなんとかやっていけそうな感じだし、直近に連絡を取り合った人にのみ情報を追加していくことができる。

セットアップ完了後に入力したタグに関連する情報がウェブ上に表示されると、その情報に興味を持っていてメモを付けてリンク情報を送ると喜んでもらえそうな人の情報がポップアップ表示される。Marcoullierは次のように述べる。

多くの人々は情報を受け取って、それを個人のみで活用して終わりにしてしまいます。入手した情報が自身のネットワーク内の誰に関係するのかということを通知するツールを作れば便利なのではないでしょうか。

Zentactはポップアップの頻度によって便利に感じたり、うるさく感じたりもする。タグの使い方によってこの頻度は調整できる。使ってみた範囲では、少々バグを抱えてもいるようだ(古いコンピュータの問題か、あまりに多くの連絡先情報をインポートしたせいかもしれない)。しかしまだベータ段階に入ったばかりで、すぐにも改善されることになるだろう。

連絡先のそれぞれにタグを付け終えれば、Zentactのウェブサイトに表示されるタグをクリックして誰が興味を持っているかを確認することができる。サッカーの試合や自転車ツーリングの予定、あるいは会社などのプランを立てるのに役立つかもしれない。タグデータベースがうまく作成できれば、いろいろな局面で役立つことだろう。コンタクトリスト中の人物についての理解度や、彼らの得意分野を認識しているかどうか試される意味もある。

Zentactにはコンタクトリスト中で同じ性質を持つ人同士を結びつける機能が実装される予定だ。これは実際のスーパーコネクターが行っていることでもある。この機能が備わり、また連絡先情報に自動的にタグ付けができるようになれば、これは非常に便利なものとなるだろう。ただ、本当のことを言えば、使っているソーシャルネットワークのどこかがこの機能を実装してくれないかと考えている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)