AppleがMacWorldを終りに。そろそろ潮時

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先ほど(米国時間12/16)Appleは、1月のMacWorldイベントが、同社にとって最後となり、同イベントで大いに期待されている基調講演をSteve Jobsが行わないと発表した(代って同社ワールドワイド製品マーケティング担当SVPのPhilip Schillerが講演する)。Jobsの健康問題再燃の噂によって株価が下落するのは間違いないが、実際には前々から考えられていたことなのではないだろうか。

MacWorldの1月開催というタイミングは、常に疑問視されてきた。多くの消費者が、このイペント前の何週間かはApple製品を買い控えるようになり、年末商戦の売上げを損ねてきた可能性が高い。Appleが何かしら大きな発表をしたときは、(iPhoneのときのように)ライバルのConsumer Electronis Showを完全に圧倒することもできたが、Appleとてそんな大ヒット商品を定期的に出すことはできない。

John Gruberが2002年にこう指摘している

つまり、毎年1月と7月、Jobsが基調講演を行い、Macコミュニティーはその都度、新しくてスゴイ何かについて話を聞けると期待している。これは、Appleにとって二重苦である。まず、Expoのたびに一月前からみんながMacを買わなくなった。今度の講演で最新の何かが発表される可能性が高いからだ。これが売上にマイナスであることは間違いない。

しかし、もっと困るのが基調講演をスケジュールが1月と7月に固定されていること。一方新製品のスケジュールは予測不能だ。Appleにとっては、新製品、特に主要な新製品群は、売れる準備が整ったら発表する、という方がずっとよい。

Jobsを基調講演から外す動きは、単に期待を高くさせないためだけなのかもしれない。Appleはこの経済状態の中、大きな新製品は(仮に用意できたとしても)発売したいとは思わないだろうし、Steve Jobsの講演の目玉がiTunes Plusのアップデートと、もしかしてMac Miniだけ(ネットブックは買わない説)というのでは間抜けにしかみえない。

だからみなさん冷静に。Appleは今も順調で、たぶんJobsも元気だ。少なくとも私はそう願っている。

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(翻訳:Nob Takahashi)