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Foodistaは料理人が多いほど良いレシピが作れることの証明を試みる

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完璧なレシピを作るには料理人を何人連れてくればよいだろう。私なら一人、とびきりの一人。Barnaby Dorfmanは、1000人コックがいればどんなシェフよりも良いレシピを作れると信じ、今日(米国時間12/17)その前提に基づいてFoodistaを立ち上げた。これは食べ物のためのウィキペディアだ。どのレシピも協同して編集、改善することができる。それぞれの料理の食べたくなるような写真はFlickrから、説明文はWikipediaから取ってくる。材料を追加したり外したり、編集履歴を見たり、ページにコメントを付けたりすることができる。

サイトはよくデザインされており、Dorfmanほか2名の共同ファウンダーが自己資金で設立した。競争は激しく、ライバルにはAllRecipesFood Networkなど定評あるサイトのほか、Cookstr(われわれのレビュー記事参照)やOpen Source Foodといった新しい料理サイトがいる。

それでもDorfmanは、よいデータを集めてまとめ方がよければ、どのサイトにも負けないと考えている。FoodistaはWikipediaだけでなく、Internet Movie Database(IMDB)からもデータを借りているが、IMDBは数年前DorfmanがAmazonにいた時に運営していたサービスだ。あらゆるレシピ、材料、調理方法、キッチン用品が、サイト内に同じものがあればそこにリンクしている。Dormanがこう語る。

料理に構造化データ手法を取り入れているのです。

適切なデータモデルを使うことによって、与えられた条件に沿ったレシピを見つけやすくなる。今後、レシピの栄養価を計算するなど、いろいろと気の利いた機能を追加するうえでも可能性が広がるだろう。ちなみに、このサイト全体がAmazon Web Service(EC2、S3、SimpleDB)で作られている。

Foodistaにとって最大の難関は、そもそも料理に協業的手法が通用するのかということ。このサイトの前提は、1000人寄ればどうにかして完璧なレシピが出来るということがすべて。しかし、食通なら誰でも言うように、一つの料理に決まったレシピがないことは多い。常にバリエーションがあり、それが料理を面白くしている。あなたのお母さんのチキンスープの作り方はうちのとは違う。

以前Dormanがこのサイトについて話してくれたとき、私はカスレーのレシピを見てみた。材料の中にカレー粉があった。これはフランス料理である。カレーを入れるとおいしくなるのかもしれないが(私はそうは思わないが)、これはFoodistaが届ける標準レシピの範疇ではない。Dorfmanはあっさり外した。この論争、どちらが勝つのかわからない。レシピの不備を指摘する私なのか、時とともにレシピが改善することを示すDorfmanなのか。

問題は、時とともに改悪されるかもしれないし、当たり障りのないものに収まってしまうかもしれないことだ。バリエーションがあってもいいのではないか。Dorfmanは、それに反対はしないが、「カスレーのレシピが50種類あってどれも同じ」ということは避けたいという。ごもっともだが、まずは最高のレシピから始めようではないか。

いくつか抜き打ち検査をした限りでは、全レシピが水準に達しているという確信は持てなかった。例えば、チョッピーノはふつう白ワインを使うシーフードチューだ。表示されたレシピには、赤ワイと白ワインが両方書かれていたが、これはどのレベルで考えてもおかしい。ロゼで料理するようなものだ。

このサイトでもうひとつ気になるのが、料理の写真をFlickrからランダムに取ってくることで、作ろうとしているレシピを表していない。カスレーの項目がそうだった。写真には大きなアヒルのコンフィが写っていて、これは主材料だ。しかし、この材料がレシピに載っていなかった(私が加えた)。クックブックに大きな写真があるのは、食べ物はビジュアルなものであり、料理をする人にとってはこれから作るものを視覚化するのに役立つからだ。つまり、写真とレシピは一致していなければならない。

上に書いたのは些細なあら探し。いずれwikiの料理群衆が私の間違いを証明してくれるに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi)