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EUのビジネスSNS、XINGがsocialmedianを買収(アップデート:$7.5Mと判明)

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ドイツ、ハンブルグに本拠を置く、ヨーロッパに強い国際的ビジネス・プロフェッショナル向けSNS、XINGがニューヨークのスタートアップ、socialmedian金額は不明だが 総額約$7.5M(750万ドル)で買収した。内訳は$4M(400万ドル)のキャッシュの支払いに加えて、3年分割払いの$700,000(70万ドル)から最大$3.5M(350万ドル)((€0.5Mから€2.5M)に上るアーンアウト〔今後の営業成績に応じたボーナス〕。Socialmedianのファウンダー、CEO、Jason Goldbergはドイツに赴任してXINGにアプリケーション・プラットフォーム担当副社長として加わる。同時にsocialmedianの全チームもXINGに統合される。

Socialmedianは基本的にユーザー別にカスタマイズできるニュースフィルタで、SNSプラットフォームと親和性が高いのが特長だ。このサービスは、ユーザーの設定したトピックに応じて、ウェブサイト、ブログに加えて、Digg、Delicious、Twitter、Flickr、Facebook、YouTube、GoogleReader、FriendFeedのようなソーシャル・メディアから情報を収集してくる。ユーザーは、事前に収集したいニュースのキーワードとジャンルを設定しておく。同時にブックマークレットを利用してこれらのサイトへ記事の投稿もできる。記事は時系列でもsocialmedian内の人気の順でも表示できる。このスタートアップは個人投資家とWashington Post社からのわずか$560,000(56万ドル)のシード資金で立ち上げられた。つまり、今回の買収はそれらの投資家にとっては大成功を意味する。

約3週間前、われわれはXINGを2003年に創立し、3年後にフランクフルト証券取引所に上場させることに成功したCEO、Lars Hinrichが辞任する予定だと報じた。しかし、今回のニュースの発表は依然Hinrichによって行われた。

SocialmedianがXINGにとって理想的な相手だと考えた理由はこうだ。ビジネスの成功は、適切な情報を適時に得られるかどうかにかかっている。情報のスピードと量はインターネットの登場によって爆発的に増大した。伝統的なメディアにブログ、Twitterメッセージ、ビデオのようなユーザー生成 タイプのソーシャル・メディアが加わって毎日のニュースが構成されるようになった。文字通り情報の洪水が起きているといってよい。その結果、それでなくても多忙なプロフェッショナルが、関連ある情報を見つけ出すために膨大なニュース・ソースを当り、分類し、整理し、さらには同僚と共有することを強いられている。

短期的にみれば、この買収はXINGのSNSにビジネス・ニュース収集機能を付け加え、同時にこの分野で知識と経験のある人材を雇い入れたものといえるだろう。しかし同時に、XINGは、世界的に急速に拡大を続けているLinkedInとFacebookに対して、プロフェッショナル向けSNSの分野では簡単に降伏はしないという決意を表明したことにもなる。今回XINGのアプリケーション・プラットフォーム部門を率いることになったGoldbergは以前のJobsterのCEOでもある。おそらく彼はまったく新しい事業部を立ち上げ、LinkedInとFacebookの得意分野に食い込んでいくことなるだろう。すなわち、サードパーティーのアプリケーションのデベロッパーとコンテンツのソースをXINGプラットフォーム上でを結びつけるシステムの開発だ。XINGにおけるGoldbergの最初の仕事は、XINGのOpenSocial(来春に予定されている)の実現の監督になるはず。その後は、XING’のメンバーにプロフェッショナルなレベルでの付加価値の提供を目指して、各種サービス・プロバイダとの戦略的提携をとりまとめるのが任務になるだろう。

公開企業であるXINGは、現在700万近いユーザー(2007年の480から急増)を擁している。うち51万はネットワーク機能をフルに利用するために年間約$90の会費を払っている。XINGのキャッシュフローはローンチ後わずか3ヶ月で黒字化を達成しており、新規上場後は7四半期にわたって売り上げ高と利益の記録を塗り替えてきた。今年1月から9月にかけての売り上げ高は$32M(3200万ドル)に上り、2007年の通年の額に比べて28%のアップとなっている。

余談だが、この買収交渉がTwitter上で行われたのなら面白いのだが。なんの話かって? こちらを読んで欲しい。.

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(翻訳:Namekawa, U)