重要なのはフォロワーの数ではない。何回つぶやきが転送されたかだ。

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先週末多くのテク系ブロガーが、Twitterの検索結果をフォロワーの多いユーザー順に並べる信頼度順つぶやき表示にすべきだという提案に取り乱した。ブロガーの中には、これは反民主的であり、またスパマーが標的をみつけるために人を騙してフォローさせるのを助長するものだと即座に反論した。その一方であるデベロッパーが、そんな検索体験をTwitorityで実現した。(アップデート:2つ目が出た、Twithority )。そもそも何を騒いでいるのかを理解できなかった人たちももいたようで、スクラントン市の人たちはTwitterのことを聞いたこともなかった(タメ息)。

一つはっきりしているのは、Twitter(今年のCrunchiesアワードのファイナリスト)が公開コミュニケーションやバブリッシングの場として成長した結果、検索結果をフィルターする良い方法のニーズが生まれたことだ。私はTwitterを公開IMだと思っている。しかし、10億件以上あると言われるつぶやきの中から、どれに注目すべきかをどうやって知ることができるだろうか。つぶやきの信頼度を測るには(そしてTwitter検索結果をどう並べるか)どうするのが一番よいだろうか。

Twitterで何人がフォローしているか、よりも信頼度の目安として良さそうなのが、メッセージが「つぶやき転送(retweet)」された回数だ。つぶやき転送とは、Twitter上のメッセージ(つぶやき)の原テキストの前に「RT」を付けて、フォロワーに広めていくこと。これもまたTwitterの騒音の中から有効なメッセージを選り分ける方法だ。

ある人にフォロワーが多ければ、その人のメッセージが転送される可能性も高くなるので、もちろん二つの数は関係している。例えばこれはフォロワー数によるTwitterのトップ100ユーザーのランキングで、こちらはつぶやき転送のランキングだ。Guy Kawasakiはつぶやき転送の第1位で(先の一週間で335回転送された)、フォロワー数では第9位だ(4万496人)。はたしてGuyはつぶやき転送こそを注目すべきだと考えている(と私に言った)。

つぶやき転送のいいところは、Twitterで人物だけでなく個々のつぶやきをふるい分けるのにも使える可能性があることだ。フォロワーが5人以下のユーザー(全Twitterユーザーの1/3がそれに当たる)の発した重要なつぶやきが世界中で複製されたとすれば、それはGuy KawasakiやRobert Scoble、いやオバマによる影響力のないつぶやきよりも信頼度は高いはずだ。

つぶやき転送の回数よりさらに掘り下げることができる。1フォロワー当たりのつぶやき転送数の方が指標として優れているかもしれない。この比率の高い人は、単にフォロワーの多い人よりも耳を傾ける価値が高い可能性がある。

つぶやき転送の伝搬状況も調べてみる価値がある。つぶやき転送リストを作ったDan Zarellaが最近、あれこれ数字を分析した結果、転送されたつぶやきの殆どが2度目の転送で終っていることかわかった。再転送されたのはわずか7.57%だった。しかし、転送率はその後伸びる。同氏はこれを「深さ(depth)」と呼んでいる(下の図を参照)。3回転送されたつぶやきは11.47%の確率で再転送されている。あるメッセージが5回転送されると、48.44%の確率でさらに転送される。3回以上転送されたつぶやきを全部みてみたいものだ。特にTwitter検索をするときには。

つぶやき転送の問題は、使っている人があまりいないことで、その存在すら知らない人もいる。そもそもTwitterの略語によるコマンドはわかりにくい。Twitterがつぶやき転送用にボタンかリンクを付けるのは難しいだろうか。オプションでもいいから(よく使われているコマンドはボタンにするべきで、そうすれば利用が急増するだろう)。

そして、ウェブページとウェブサイトのリンク信頼度が別であるのと同じく、Twitterの個々のつぶやきとTwitterユーザーの転送信頼度も違ってよい。時間をかけてリンク信頼度を得たウェブサイトは他のサイトよりも有利であり、それはKawasakiが過去頻繁につぶやきを転送されたおかげで、他のTwitterユーザーより有利なのと同じことだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)