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AMDとOTOY、「世界最速コンピュータ」によるサーバーサイドレンダリングの共同作業中

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Las Vegasで開催中のCESにおけるIndustry Insider Seriesのキーノート講演にて、AMD CEOのDirk MeyerとOTOY CEOのJules Urbachが発表したところによると、「petaFLOPSの壁を破り、1000以上のグラフィックプロセッサを使って100万ものスレッドを実行する」、「史上最速のスーパーコンピュータ」をAMDが製作中とのこと。

このスーパーコンピュータはFusion Render Cloudと呼ばれ、OTOYのグラフィックレンダリングシステムを動かす。OTOYのソフトウェアについては昨年7月に記事にしているが、ハイエンドの3Dグラフィックをウェブ経由でシンクライアント機器に配信する前に、サーバ上でレンダリング処理を行うクラウドサービスを実現するものだ。

利用者各自がグラフィックカードを装備するのではなく、多数ユーザの要求に応じてサーバ側で処理を行うためには大規模処理能力が必要となる。OTOYのUrbachは今回発表したスーパーコンピュータによって、それが実現できると踏んでいる。現在のところ10%の完成率で、2009年中盤にはベータテスト段階に進む予定とのこと。但しOTOYのシステムを広範囲で利用するためには多くのスーパーコンピュータが必要となる(製作中のコンピュータは、実際に必要とされる分の1%にも遥かに満たない)。AMDの製作中のコンピュータに最新技術を投入し続け、性能向上を図ることにしている。この1台で100万ユーザに対応できるようにする考えだ。

AMDによれば世界中の処理速度トップ10のコンピュータのうち、7台で既にAMDが採用されているとのこと。この7台には最速機および2番目の速度のものも含まれる。カリフォルニアのバーバンクにて現在製作中のスーパーコンピュータが登場すれば、最速ベスト3のコンピュータすべてにAMDが搭載されることとなるとのことだ。

但し、ほとんどの利用者がブロードバンドでネットに接続しているとは言っても、AMDのハードウェアによって、OTOYのサーバサイドレンダリングのスケーリングが効率的に行えるのかどうかは不明だ。またOTOYの技術を利用しているLiveplaceのバーチャルワールドについても続報の到着を待ちわびている。

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(翻訳:Maeda, H)