imob
addmired

マフィアもの戦略ゲーム、iMob、iPhoneに登場―これは中毒する

次の記事

[CG]ドキュメンタリー「Objectified」に見るインダストリアルデザインの秘密

Mob Warsは組織犯罪の地下世界をテーマにしたテキストベースの戦略ゲームだ。このゲームはFacebookでブームを巻き起こしており、活動中のユーザー数は月間で2,680,129、同じく月間売り上げは$1M(100万ドル)を超すと噂されている。テキストベースのゲームとして最初のものというわけではない(似たようなゲームは何年も前から存在していた)が、メインストリームのゲームとなったのはこれが初めてだろう。

そこでY Combinatorの後援するスタートアップ、AddmiredはMob Warsやそのクローンの人気にあやかってビジネスをしようと考え、iMob OnlineというiPhone向けゲームを開発した。このゲームは、よくある便乗商法と片付けられないほどよく出来ている。直感的に操作しやすいメニュー方式のスマートなUI、巧妙なGPS機能やリアルタイムのメッセージ機能なども備えている。

ゲームそのものは非常に複雑なので一口には説明しにくい。おおまかに言えば、プレイヤーは何か仕事をし、他のプレイヤーを襲ってキャッシュを奪い、その資金でさらに強力武器その他のアイテムを購入するといった形で進行する。そう聞いただけではどこが面白いのか分からないかもしれない。(目を引くようなグラフィックもないことを考えると特に)。しかし、いったんゲームの基本を理解すると、てきめんに中毒してしまう。

iMobの特徴的な機能の一つは、ユーザーがiPhoneのGPSを利用して付近にいる他のプレイヤーを探せることだ。ユーザーは発見した他のプレイヤーを「ファミリー」に参加するよう誘ってもよいし、戦争を仕掛けてもよい。近所にいる他のプレイヤーを発見する確率を高めようと、iMobでは過去24時間のユーザーの位置を記憶するようになっている。つまり、必ずしも常時ログインしていなくても他のプレイヤーに発見してもらえるわけだ。

私の見るところ、このゲームの最大の欠点は、情報の通知機能を欠いているところだ。ただしこの点はデベロッパーだけでは解決できない。Appleはバックグラウンドで通知機能を実装すると何ヶ月も前に約束しているにもかかわらず、その後、この件に関してはうんともすんとも聞こえてこない。通知機能がないので、ユーザーは何か緊急に手を打たねばならないような事態が起きていないかチェックするために、繰り返しアプリを起動していなければならない。デベロッパーは、SMSないしメールによる通知を将来のバージョンでサポートするかもしれないと述べている。

iMobのベーシック版は無料でプレイできるが、何種類かの有料版も提供されている。有料版では、たとえば、ゲーム内でアイテムの購入などに利用できるポイントが提供される。(Zyngaのポーカー・ゲームも似たようなモデルで運営されている)。残念ながら、App Storeではゲーム内で直接何かを購入することを認めていないので、デベロッパーはあまりエレガントでない、まわりくどいポイント方式を取らざるを得ないわけだ。まずは無料版を試してみて、その後(難しい仕事をせず楽に)大ボスになりたければ、有料版を契約するとよい。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)