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Sharpcast、低評価ラウンドながらファイル同期サービスで$10Mを調達

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Sharpcastが、これまでにも出資を受けているSigma Partners、Draper Fisher JurvetsonおよびSelby Ventureから$10M(1000万ドル)の資金を調達した。これにて調達総額は$26.5M(2650万ドル)となった。本ラウンドは2006年に実施されたシリーズAと同じか、それ以下の評価額にて行われたので「シリーズAA」ということになる。この点、Sharpcastに確認中。 Update: CEOのLaura Yeciesによれば低額評価にて行われたとのこと。

本シリーズは既存投資家間全体での資本再構成を行ったもので、「シリーズAA」ということになります。評価額を下げてのラウンドになりますが、前回(2006年5月)の経済情勢と現在の金融環境を比較してみれば、投資家の皆さんから強い信頼を得たものと考えることができ、非常に嬉しく思っています。

SharpcastはSugrarSyncというサービスで、ファイルの同期機能を提供している。これは各種デバイス(PC、Mac、iPhone、Windows Mobile搭載携帯電話)およびネットの間で同期処理を行うもの。つまりデスクトップ機にある写真をSugarSyncフォルダに入れておけば、iPhone用アプリケーションを利用してそれらすべての写真を閲覧することができる。

人々が各種デジタル機器およびウェブを利用するようになって、同期処理が非常に重要な技術分野となっている。Crunchieで最優良イノベーション賞を受賞したマイクロソフトのWindows Live Meshも、この分野でのソリューション提供を目指すものだ。AppleもMobileMeサービスにて同期サービスを提供している。SharpcastやDropboxも同じ分野で有料無料のサービスを提供して自らの地位を築こうとしている。

SharpcastのSugarSyncは優良のサービスで、費用は年間25ドルから250ドル。昨年5月のサービス提供依頼、同サービスに登録した20,000人中の多くは年間50ドルのコースで利用している。ちょっと計算をしてみると、一人あたり50ドルなら年間で100万ドルということになる。CEOのLaura Yeciesによると知名度向上とサービス開発に1000万ドルを投入する予定とのことだ。

SugarSyncはAppleおよびマイクロソフトとも対抗していくことになるわけだが、この点に不安はないのかYeciesに尋ねてみた。

MobileMeについて言えば、これはApple製品を主にターゲットとしたもので、クロスプラットフォームで利用する人にとって便利というわけではありません。Live Meshもまだ完全に形になっているわけではありませんが、おそらくはMicrosoft製品を主要ターゲットとしたものになるでしょう。私たちの提供するソリューションは既に動作実績を持つものです。Appleおよびマイクロソフトのサービスは、技術的に見て未だ未完成のものなのです。両社の知名度を持ってしても、この分野で簡単にシェアを握るということにはならないでしょう。

おそらく、マイクロソフトおよびAppleともにこの点は認めざるを得ないだろう。Sharpcastは本分野でそれなりの成功を収め、おそらくはどこかに売却されることになるのではないかと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)