オープンソース化されるJaikuのファウンダー、「われわれは変貌中だ。消滅しかかっているわけではない」

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先週、Googleは自ら開発したか買収したいくつかのサービスの終了、あるいは少なくとも開発の停止を素っ気なく発表した。これにはGoogle Video、Notebook、Catalog Search、Dodgeball、Mashup Editorが含まれていた。最後の2つのサービスのシャットダウンはGoogleのエンジニアリング担当副社長、Vic GundotraがGoogle Codeブログで発表した 。Gundotoraは同時に、この記事でTwitter風のマイクロブログ、Jaikuの将来についても触れていた。テクノロジー系のブログの多くはこの発言を、サービスは当面継続されるものの、Jaikuには将来がなくなったものとして報じた。

JaikuのファウンダーJyri Engeströmは今日(米国時間1/17)、こういった報道に対して反論するブログ記事を発表した。Engeströmはこの記事で、Jaikuは―Googleが2007年に買収した後もずっと招待オンリーのサービスだが―彼が開発の当初考えていたよりずっと興味深い目的のために利用されることになったと説明している。私は彼の指摘は正しいと思う。われわれが以前に報じたように、JaikuはGoogleのApp Engineにポーティングされ(このプロジェクトは数ヶ月前にすでに始っていた)、全てのコードはApacheライセンスの下に公開されることが予定されている。また既存のユーザーのアカウントも、サービスの発足当初と変らず今後も利用可能だという。

GoogleがJaikuのソースコードをオープンソース・コミュニティーに開放したことに対する反響はまだ少ないが、Jaikuのエンジンをオープンソースで開発、利用できるようになったことは、ライフストリーミングやマイクロシェアリングのプロジェクトなどのために、分散的な独自のマイクロブログ・プラットフォームを必要としている企業、グループ、個人にとって非常に大きな意味がある。こういったサービスはすでにあちこちに誕生し始めている。(たとえば、 Laconica最近シード資金の調達に成功した identi.caYonklyなど)。Jaikuエンジンは(それ自体への評価は別として)OAuthのサポートを予定している。これは一部のユーザーとデベロッパーがTwitterに対してできるだけ早くサポートしてくれと強く要望している機能だ。Jaikuの将来には、長期的にみると、現在多くの人々が考えているよりもはるかに大きな可能性があると私は思っている。

つまりGoogleがJaikuを買収したのは自らTwitterのライバルを提供するためではなかったことになる。これはどういうことなのか?

Jyriはこう説明している。

もうすぐ、誰でも、無料で、ごく簡単にJaikuのコードをそのまま、あるいは改良してApp Engineにインストールし、独自のマイクロブログ・プラットフォームをインターネットにローンチすることができるようになります。Jaikuのオープン化により、OAuthのようなオープン規格による分散化と来るべきストリーミングの標準化とが相まって、マイクロブログは現在のように特定のサイトが提供するサービスであるよりも、汎用のユビキタスなサービスに向かうトレンドが加速されるでしょう。マイクロブログはウェブ自体の本質的な一部として組み込まれていきます。

どういう結果になるだろうか。私は大いに注目している。

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(翻訳:Namekawa, U)