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QXLのファウンダーTim Jackson、DVDのソーシャル貸し借りサービス、LendAroundをローンチ

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ベンチャー資金、2008年Q4に33%ダウン、通年では8%ダウン

Tim Jacksonの経歴は多彩だ。ジャーナリストでもあり(Financial Times、Independent、Economist、Red Herring)、$700M(7億ドル)の資金を運用するCarlyle Internet Partners Europe Fundのマネージング・ディレクターでもある。Jacksonはまた1997年にイギリスを本拠にしたeBay風のオークション・サイト、QXLを創立した。QXLは1999年に株価時価総額$400M(4億ドル)で株式公開に成功している。しかもこの間に3冊の本を書いている。なんとも忙しい男だ。

そのJacksonが新たなチャンレンジに挑んでいる。アメリカ市場向けのDVD貸し借り仲介サービス、LendAroundをローンチして成長を図っているところだ。ユーザーのDVDの交換を仲介するサービスのアイディアは以前からある。Peerflixがこれに真剣に取り組んだが、結局諦めた。われわれが紹介したスタートアップでは他にSwaptreeがある。これは現在も運営中で、最近新たにベンチャー資金を調達している

LendAroundはこれらの先行サービスといくらか異なったアプローチを取っている。第一に、このサイトは売り切り、買い切りではなく貸し借りを中心にサービスを組立てている。このサービスの最終的なゴールは、メンバーのDVDのデータベースを作って共有し、欲しいDVDがあれば互いに貸し借りするのを仲介し、その経過を記録することだ。これによってLendAroundが個人の貸し借りの場合にありがちな返し忘れを防ぐ役割を果たす。

Jacksonはまた、売り買いや交換方式に比べてLendAroundの貸し借り方式の方が、供給される映画の質が高くなると考えている。通常、ユーザーはDVDを売ったり交換したりしようと考えるとき、手持ちの映画の中で最悪の10%をまず選ぶものだとJacksonは言う。これがPeerflixのサービスに誰も欲しがらないようなタイトルが溢れ、人気タイトルが欠乏する理由だ。友達に貸し出すということなら、いずれ返してもらえるのだから、メンバーは手持ちのDVDコレクションの全てを含めるはず、という。

Jacksonによるとアメリカの家庭には全部で20億枚のDVDがあるが、そのうち80%は年に2回しか再生されない。しかし、隣人、同僚、教会の会衆、スポーツのチームなどお互いに気心が知れていて信頼できる人々の間では郵送などという手間をかけず、直接手渡しで数多くのDVDが交換されているはずという。

Jacksonはこの貸し借りシステムをやがてはDVDばかりでなく他のアイテムにも広げていきたい考えだ。

LendAroundは現在プライベート・ベータテスト中だが、トップページから登録可能。ユーザーには50人分の招待枠が付与されるので、明日、われわれの分をinviteshareサービスで希望者に提供する。サービスを試してみたが、まだあちこち荒削りながら、DVDのタイトルの検索や登録(バーコードが利用できる)は支障なくできた。私は今Jackson本人の234枚のDVDコレクションを眺めているところだ。(「ファイト・クラブ」を借りたいと申し込んである)。サービスの利用は無料。将来はDVDの販売と有料サービスで収益を上げたいとしている。

アップデート:Inviteshareを待たずとも、すぐにLendAroundに登録できるようになった。LendaroundではTechCrunch読者を先着で数百人、直接招待する。techcrunch@lendaround.comにメールすれば、直ちに招待リンクが送り返されてくる。

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(翻訳:Namekawa, U)