最悪は脱したのか。オンライン広告収益、第4四半期に盛り返す

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昨日(米国時間2/4)Time Warnerが収支報告を行い、これで四大広告業者のオンライン広告の数字が出揃った。Google、Yahoo、Microsoft、AOL。4社のオンライン広告収益を足し合わせれば、オンライン広告業界全体の健康状態の目安になる。この4社で業界の大部分の収益を担っている。(米国内のみについてはIABのデータを参照)。年間を通じて低成長であったが、第4四半期の総広告収入額はやや持ち直し、前期から3%の伸びを見せた。年間総収入は8%増だった。

私もみなさんと同じくインターネット広告の苦戦は今後も続くと予想している。第3四半期の4社合計の広告収益の成長は完全に停滞し、2007年第4四半期に12.7%だった成長率は0.6%だった(成長率は特に断りがなければ対前四半期)。

わずかに成長が回復しているのは、低調が続くディスプレイ広告を検索広告が補ったことを示すもので、各社とも決算会見でそのことを認めている。問題は、年内もこの低い成長率が続くのか、あるいは検索広告が押し上げるのかということだ。一期のデータだけから結論を導くことはできないが、この数字が一筋の希望の光ではある。

第4四半期の総収益額は$8.5B(85億ドル)で、前期の$8.2B(82億ドル)や前年同期の$7.5B(75億ドル)を上回った。Googleが引き続き他を圧倒して全収益の65%を占め、前年同期の61%から伸びをみせたが、第3四半期の65.3%からはわずかに下げた。Googleが全体の成長の約半分に貢献している。Yahooの収益シェアは19.1%で、前期からGoogleがシェアを落とした分(0.3%)だけ伸びた。Microsoftのオンライン収益$866M(8億6600万ドル)はシェア10.2%にあたり、前期の9.4%を上回った。残るAOLは横ばいで$507M(5億700万ドル)、シェア6.0%(0.2%減)だった。

この分析には、Google、Yahoo両社のアフィリエイトへの支払いを含む総広告収益、Microsoftが報告するオンライン収益およびAOLの収益の広告部分を使用した。上記の収益の数値は端数切り捨て。以下に企業別の正確な数値を示してある。

アップデート:下の図と表を修正して、2007年第3四半期まで遡ったデータを増やした。第4四半期の対前期比が上向いているとはいえ、対前年比8%は、第3四半期の対前年比18%から大きく下がっている。四半期毎の急成長が緩かになり始めたのは2007年第4四半期からなので、今それが対前年比に反映され始めていることになる。

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(翻訳:Nob Takahashi)