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ワーナー・ミュージック、Songbeatを訴える

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Universal Musicが自社ウェブサイトより、YouTube上の音無し著作権侵害ビデオにリンクしてしまった

誰もが想像した通りのことが起こりつつある。ネット上の音楽を探して再生するシンプルなデスクトップアプリケーションのSongbeatについて最初に記事にしたときから、このアプリケーションを気に入ったものの音楽業界の反応が気になりもしたものだった。12月に公開された最新版はさらによくなっていたが、著作権的な問題がクリアされていないと感じていた。

SongbeatではSeeqpod、Project Playlist、SpoolFM、iASKなどから一括してMP3ファイルを検索して、曲のストリーミングや、さらにはダウンロードまでも行うことができるようになっている。好きなだけ音楽を探してきて聴くことができるが、ダウンロードは25曲までに制限されている。無制限にダウンロードするためには19.99ユーロ(29.9ドル)を支払ってアップグレードする必要がある。

本サービスを提供するドイツの企業とコンタクトした際、著作権問題についてはどうなっているのかを尋ねて見た。回答は次の通りだった。

音楽をダウンロードすることは、基本的に違法ではありません。特定の音楽ファイルをダウンロードして良いかどうか、利用者自らがきちんと認識していなくてはならないのです。

このような回答で音楽レーベルが「はいそうですか」と沈黙するわけもない。

全く当然の成り行きとして、共同設立者のMarco Rydmannの言うところによると、欧州の音楽レーベルが共同して同社を訴えることにした。これまでのところBVMI(すべての大手レーベルがメンバーになっているドイツの音楽業界におけるアソシエーション)との合意に基づいて行動の規制を求める仮処分申請を行っていたのはワーナー・ミュージックのみではある。しかしドイツ内の主要裁判所に提出された仮処分申請はうまく効果を発揮せず、これにより最初の聴聞会が来週水曜日にハンブルグの裁判所で行われることとなった。主な狙いはBVMIにとっての先例となる今回の裁判に、より多くの音楽レーベルに参加してもらうことだ。

Songbeatの設立者兼CEOのEggersgluessは、この裁判について何も心配しておらず、提供しているサービスはドイツにおいて完全に合法なものだとしている。「音楽業界の行為はまたしても対話を求めるのではなく敢えて敵対しようとするものになっています。私たちは敵としてではなく、パートナーとして行動していきたいと考えているのです。私たちはともに解決策を見いだすべく、対話に応じる用意があります」と述べている。

TechCrunchではオンラインでの音楽配信ならびに販売について、利点欠点の双方を記してきた。また音楽業界に押し寄せる変化の波が、音楽ビジネスのモデルをひっくり返してしまうことにもなると書いてきた。TechCrunchの見解はこちらこちらの記事に記している。

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(翻訳:Maeda, H)