P2P版Plaxo:Glynxがピアツーピアでの個人情報管理サービスを開始

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最近リリースされたGinxと混同しそうな名前だが、Glynxが個人情報管理をピアツーピアで実装し、それによってオンラインでの個人情報管理を個々の手に取り戻そうとしている。PC版ないしMac版をダウンロードすると、オンラインの連絡先情報や電子メールアドレス、および電話番号を管理するPlaxo風のインタフェースが表示される。但しGlynxには情報管理の中心となる登録簿は存在せず、それぞれの利用者のPC上に配置するBlackpagesと呼ぶもので管理を行う。電子メールや携帯電話の番号を入力すると、調べたい人のIDが表示される。何も入力せずに無作為にデータを閲覧することはできない(これによりスパム行為を行おうとする人が情報を得ることを困難にしている)。

GlynxにはOutlook、Skype、およびFacebookから連絡先情報をインポートすることができる。またGlynxに登録している人がオンラインになったときに通知してくれたり、あるいはその登録者に連絡するためのプレゼンスマネジメントの機能も提供している。またGlynx IDはOpenIDで使うことができ、ウェブ上で自分の情報を統一管理するのが容易になる。

Glynxを使うことのメリットを、Glynx自身が説明しているページもある。

Glynxを使わない場合、自身の情報をいかに利用するかについて、特定のサイトやサービスプロバイダに依存することになってしまいます。他の人との関係性をチェックしたりどのような情報を誰と共有しているのかについて情報を管理するのも、本人の手から離れてしまうことになりがちです。そうなればメールやメッセージングサービスには詐欺や個人情報をだまし取ろうとするSPAMで溢れてしまうことになります。また、モバイル環境での接続性や生産性は、サービスプロバイダに依存することになってしまうのです。

. . . Glynxでは所有する情報は自身のPC上に保管されます。もちろんそれらの情報を共有することもできます。共有する場合は自分のPCから相手のPCに直接データが送られます。この情報のやり取りの中間に介在するものはありません。また情報の共有をする前に、誰とやり取りをしようとしているのかが分かるようになっています。また、知り合いからのデータを受け取る場合には、作業が開始されるとすぐにその内容を知ることができます。

Glynxでは分散ディレクトリに保存される情報すべてを暗号化している。また、それら登録情報の管理は誰かによって管理されているものではないとしている。よって自身で入力したデータ以外、どのようなデータが入っているのかわからず、また何かを見つけようと思ってもばらばらな情報しか得られず意味を成さないようになっている。

フィッシングやスパム行為が蔓延する中、我々はこのようなプライベートなインターネットの中に逃げ込まざるを得ないということだろうか。

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(翻訳:Maeda, H)