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Medpediaは医師、患者ともに利用できる健康情報版のWikipedia

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Medpediaについては、プライベートなベータテストが始ったときわれわれも紹介しているが、このほど一般公開された。このプロジェクトは世界の医療コミュニティーに対し、透明かつ信頼性の高い情報サービスのプラットフォームを提供する。MedpediaはSNSとWeb2.0的なユーザー生成医療情報を統合し、公衆に対しては医療情報のWikipediaとなり、医療関係者に対してはLinkedInの役割を果たす。またFacebookのように、専門家と一般ユーザーに対して症状や治療法についての対話の場を提供する。

Medpediaはコンテンツや人材のネットワークを得るために、Harvard Medical School、Stanford School ofMedicine、Berkeley School of Public Health、University of Michigan MedicalSchool、その他の医療教育機関との提携している。多くの機関は著作権による制限をつけず、コンテンツを自由に利用できるようにしている。すでにアメリカとイギリスの25の医療ならびに政府機関が専門家のネットワークをMedpediaに提供する契約に署名している。

たとえば 「血管形成術」に関する情報をWebMDWikipediaと比較してみると、(一般ユーザーの立場からだが)Medpediaの記事が図版、本文ともに、いちばん分かりやすい。症状と治療方法を説明するイラストはたいへん詳しく、また治療法については、専門用語を使ったものと、平易な用語のみを使ったものと、2種類の説明が提供されている。この問題に関して広く情報をしたい場合にたいへん便利である。Medpediaに項目を追加したり内容を編集したりできるのは医師ないし医学関連分野におけるPhD(博士号)の所有者に限られるので、一般ユーザーにとってはある程度の信頼感が得られる。 筆者の名前は一般ユーザーに公開され、一般ユーザーは記事に対して改善の提案を行うことができる。

Medpediaでいちばん革新的なのはソーシャルネットワーク機能が提供されている点だ。WebMDは医療関係者向けニュースのプラットフォームだが、Medpediaでは医療関係者向けにカスタマイズされたLinkedIn的な機能がある。関係者にとって求人・求職、カンファレンスの講師、患者の紹介などに便利だ。“Communities of Interest”(特定分野のコミュニティー) セクションはコンセプトとしてはTrusera PatientsLikeMeに似ているが、ひとひねり工夫が加えられている。ユーザーはプロフィールに本名を記入する必要がある。ただし、これは自分の医療履歴ないし特定の症状を公にしたくない患者にとっては、参加に対する障壁となるかもしれない。

Medpediaは、シリコンバレーで尊敬を集めているベテラン起業家、James Currierが創立した。同社はサンフランシスコに本拠を置く (これもCurrierが創立した)テクノロジー・インキュベータのOoga Labs社が資金を出している。これほど幅広く総合的な医療・健康情報のプラットフォームは今までになかった。Medpediaは世界でもっとも権威ある医療教育機関多数に加えてテクノロジー分野のトップ・リーダーたち(〔Lotusのファウンダー〕Mitch Kaporも顧問に名を連ねている)の協力を得ている。健康・医療分野の情報プラットフォームの決定版になる可能性が十分にあるだろう。Medpediaに残された課題はTwitter機能の統合だけかもしれない。

スクリーンショットを何枚か掲載しておく。



[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)