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Skypeが携帯電話機にプリインストール: モバイルVoIPのスタートアップたちには脅威かチャンスか?

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Skypeが(やっと)携帯電話機のメーカーと組んで同社のVoIPおよびIMソフトをNokiaの電話機の一部にプリインストールすることになった。この件はMobile World Congressで発表され、MobileCrunchがすでに記事にした。この、eBayが保有する企業は、全登録ユーザ数が昨年末で4億500万、そしてNokiaは少なくとも今のところ世界最大の携帯電話機メーカーだから、相当ビッグな提携と言っていい。

もちろん、オペレータ企業各社(Verizon, AT&T, Sprint, T-Mobile, etc.,etc.)は、このニュースを聞いて飛び上がって喜んではいないだろう。

Skypeを搭載するNokiaの最初の機種はN97で、2009年の第三四半期からだ。その後はNシリーズの(たぶん)ハイエンド機にも搭載される。WiFiと3Gに接続OKのN97では、Skype-Skypeの音声電話だけでなく、一般のケータイや固定電話へのSkypeからの通話もリーズナブルな料金で可能になるだろう。なお、Sony Ericssonはすでに、同社のXperia X1機にアプリケーションのための‘パネル’を提供してSkypeを使うためのソリューションらしきものを実装している(Windows Mobile 6.1上)し、Skypeにもすでにmobile ‘lite’のベータバージョンがあり、それはLG、Motorola、Nokia、Samsung、Sony Ericssonなどの機種で良好に使える。

Skypeのインターネット電話アプリケーションがケータイに乗ることもすばらしいが、ぼくが個人的にコーフンしているのはプレゼンス管理だ。このアプリケーションはユーザのコンタクトリストにアクセスして誰がオンラインか調べられるから、友人や同僚と簡単にテキストや音声でチャットできる。だから、単なるインターネット電話を超えた強力な機能があると言えるのだ。

でも、これまで携帯電話にSkype機能を提供することが主な存在理由だったモバイルVoIPのスタートアップたち…fringNimbuzzTruphoneなど…はどうなるのか?

この3社の役員たちに、ニュースへの反応を聞いてみると、当然ながら、それはうちのサービスにとっても好機であり、うちらがそんなにすぐにお役ご免になることはない、という答えが返ってきた。

Nimbuzzの広報担当Tobias Kemperは、Skypeがモバイル機にプリインストールされるようになると、VoIPアプリケーション(中でもとくにSkype対応アプリケーション)の標準化が促進され、VoIP全体の成長につながる、と言う。彼は、多様な音声/テキストのチャットサービスを組み合わせるNumbuzzの統合化方式はまだまだ需要がある、とも言った。

TruphoneのCEO Geraldine Wilsonも、これとほぼ同じことを言う。Nokia/Skypeのこの動きによってモバイル上のVoIPアプリケーションの知名度と関心と理解が高まり、それはTruphoneにとっても有利だと。Skypeとの相互運用性にとどまらず、そのほかの通信サービスのサポートがユーザにとって大きなアドバンテージになるはず、とも言った。

fringの見解が取れ次第この記事を更新したいが、このほか、iSkootがより一般性のあるアプリケーションをリリースして、モバイル上でSkypeを超えようとしている動きにも注目する必要がある。

もちろん、SkypeがNokiaのごく一部の機種に乗ったからといって、これらのサービスプロバイダたちが死ぬわけではないし、複数の通信サービスの統合化はSkypeにない強みでありセールスポイントだ。今人びとは、多様なSNSやIMクライアントからほかの人たちとつながろうとしているのだから。

ただし、VoIPの機能そのものは、電話機にプリインストールされ、ユーザのコンタクトに簡単にアクセスできるSkypeがベスト、と言わざるをえない。fring、Nimbuzz、Truphoneなどの企業は、彼らの今ぐんぐん成長しているユーザ層を利益を生むビジネスに結びつけようと努力しているが、無料のインターネット電話をケータイのユーザにも提供するという点では、実績と実力の両方で、Skypeに一日の長があると認めざるをえない。

だが、最初に述べたように、キャリアたちが黙って指をくわえて、何もせずに事態の進展を見守っているはずもない。

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(翻訳:hiwa)