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Adography

アマチュア写真のマーケットプレイスを提案するAdography

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アマチュアカメラマンないし趣味で写真を撮っている人は非常に多い。またそういったカメラマンによる写真は世界中の写真共有サイトやデスクトップに大量に保存されており、この中には広告主が自社の製品メッセージにぴったりだと考える写真もあるかもしれない。

比較的新しく登場してきたAdographyは、広告素材として使えるのではないかと思える自分のアマチュア写真を公開して、買い手を探すためのサイトだ。

Adographyは基本的にはマーケットプレイスとしての機能を提供している。アマチュア側は写真を公開して購買者を募り、広告主側は「募集広告(want-ads)」を掲載して特定テーマに沿った写真を公募することもできる。こちらのサンプルに写真の仕様、希望価格などが掲載されている。写真の公開を行う人は、本サービスを無料で利用することができる。但しFAQによると全アップロード写真についてAdographyが12ヵ月間の排他的権利を世界中の地域を対象に自動的に保持することになる点については考慮しておく必要がある。

もちろんAdographyのサービスは新規性のあるものではない。同様のことを行うサービスは多数存在する。YahooのFlickrFlickr Stockと名付けたマーケットプレイスサービスを開始しようと考えていたことがあった。これらサービスで問題になるのは、サービス自体のマーケティングと、広告主および写真家双方が満足できる規模でサービスが展開されていなければ、両社ともにサービスを見捨ててしまうという点にある。

Adographyも同様の問題に直面しており、また現在のところ、個人的にはユーザエクスペリエンスの面でやや平均を下回るのかと感じる。しかし命名はわかりやすく、この分野でリーダーたる地位を占めているサービスもまだ生まれていない(素材を扱うマーケットプレイスは除く)。Adographyにも飛躍のチャンスがあるということだ。但し、Adographyが例として上げる広告主(コカコーラ等)が、公式にブランドイメージとして利用する広告素材としてアマチュアの低解像度写真に興味を持つのかどうかよくわからない。もう少し小規模の広告主の方が、このようなサービスに興味を持つのかもしれない。ただ、そのような場合にはどのようにしてサービスを広めていくかが問題になるのかもしれない。

Update:原文のコメントに寄せられたように、この分野ではiStockPhotoが最も有名なサービスだろうと思われる。但し本当のアマチュア写真を扱うのに適した場所だとは言えないだろう。

余談だが、個人的にはAdographyのような話が好きだ。アイデアを思いついて忘れることができず、ついには実際に始めてみることしか考えられなくなり、ビジネスとしてアイデアを実現する。今回はAdographyの設立者が逸る気持ちをブログ綴っている。決心できないでいるアントレプレナーや、まずは他の人の場合について調べてみたいと思っている人々の役にも立つだろう。

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(翻訳:Maeda, H)