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TC50の「plaYce」が、リアルワールド3Dゲーム用プラットホームサービスを公開(500名招待)

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昨年のTechCrunch50でデビューしたplaYceが、本日(米国時間2/24)「Game-Platform-as-a-Service」をベータ公開し、ブラウザー内で動く高品質3Dゲームを開発するデベロッパーの支援を目指す。plaYce上のゲームは、サンフランシスコやニューヨークといった現実の街の3Dレンダリングをベースにしている。

TechCrunch読者に限り、ユーザーまたは開発者500名をプライベートベータに招待する

ウェブ上のカジュアルゲームは、EAなどのゲーム会社による「トリプルAゲーム」と呼ばれる高予算タイトルと比べると、いささか退屈である。Zynga、SGN、Kongregate、Oberonなどが開発、配布するようなゲームは、もっと高度なゲームプレイやグラフィックに慣れた「本物の」ゲーマーの基準を満たしていない。

plaYceは、ブラウザー上で高品質ゲームを可能にすることによってこの課題に挑戦する。同社によると、300MBから数ギガバイトサイズのゲームを1分以内に立ち上げることによって、ユーザーの迅速な取り込みを実現するという。それでも、ゲームのロード待ち時間としてはかなり長いが、ゲームの質は、今のカジュアルゲームの質とは別次元だ(この記事の最後に貼り付けたビデオ参照)。plaYceの技術を使ったゲームをプレイするには、ユーザーが7.7BMのプラグイン(”plaYce player”)をインストールする必要がある。WindowsのIEとFirefoxがサポートされており、Linux版とMac版も近く公開されるとのこと。

plaYceがターゲットにしているのは、既存のゲームの移植または新規ゲームの開発ができる独立ゲームデベロッパーらだ。同社のGame-Platform-as-a-Serviceの内容は以下のとおり。

  • ゲームストリーミング – ゲーム中のユーザーの現在の視点や予想される視点によって、クライアントにアップロードされるデータが決まる。
  • グラフィックエンジン – ブラウザー内で、ソフトシャドウ、陰影処理、光源、パーティクル効果等の複雑なレンダリングを行う。
  • ゲームアリーナ – 現在は、サンフランシスコ、ニューヨークのマンハッタンのほか広大な地形がいくつかあり、ヨーロッパの主要都市と香港を開発中。ゲームデベロッパーが、標準的な3Dモデリングツールで3Dアリーナを作ってインポートすることもできる。「空中に浮かぶ」ゲームアリーナもサポートされている。
  • FacebookおよびOpenSocialの組み込み – ユーザーが友人をゲームにインポートできる。
  • 少額取引とバーチャルグッズ – ゲームデベロッパーはどのゲームにも実装できる。
  • ゲーム内広告 – MassiveおよびDouble Fusion経由で提供される。
  • サービス – ゲームロビー、セキュリティー、資産管理、サービスクォリティー。

どんな技術にも「性能の限界」がある。ゲームデベロッパーは、場面がストリーミングされていることや、ハードウェアの問題(CPU、グラフィックカード等)に注意する必要がある。なお、plaYce APIはC++で書かれており、次期バージョンではLuaもサポートされる。

同社のビジネスモデルは、少額取引、バーチャルグッズ、ゲーム内広告およびゲームデベロッパーとの収益分配に基づいている。デベロッパーがこのプラットホームを利用することによる費用はかからない。

plaYceは、自らが開発したDowntown Defenderというゲームでこの技術を披露している(同社がゲーム制作事業に参入する予定はない)。このゲームを次のように説明している。

Downtown Defenderは、“Desktop Tower Defense”のゲームメカニズムにリアルな巨大モンスター映画の感覚を組み合わせて、インパクトの強いすばらしい体験に仕立てたものです。ユーザーは戦闘ヘリコプター・ブラックホークを使い、強力な砲塔を戦略的に配置することによって、大量の怪物からサンフランシスコの街を守ります。さらにプレーヤーは地上の人々が食べられてしまうことのないよう救出しなければなりません。人をたくさん収容すればするほど、砲塔に多くの要員を配置できます。

ゲームプレイのビデオはこちら。

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(翻訳:Nob Takahashi)