Oodle、Facebookでいよいよスタートへ

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oodle-logo12月にTechCrunchが報じたが、OodleがFacebookの案内広告を担当することになった。この新しいサービスは水曜日に公開され、60日以内にFacebookユーザーが利用できるようになる予定。地域的ネットワーク効果の発揮が必要なサービスについて、私の見通しは全体としては悲観的だ。案内広告も通常こういった種類のサービスに入る。求人案内としてはベストのCraigslistでさえ、ユーザーのわずか1%しか収益源にできていない。しかし逆に、ほとんど儲けていないからこそ、あらゆる分野にあのように急速に広まることができたのだともいえる。しかし、同時に、Craiglistが近い将来10億ドル企業にはなれそうもないことを意味する。

Oodleも長らく苦難の道を歩んできた。ファウンダー、CEOのCraig Donatoは先週、私に「案内広告事業がどれほど大変か知っていたら、4年前に会社を始めるときに別のアイディアを考えていた」と語った。もちろんそれは(半分は)ジョークにしても、OodleはDigg、LinkedIn、FacebookといったDavid Szeのスター揃いのWeb 2.0投資先の中で、いわばクエスチョンマークを付けられている会社だった。(今はDiggにクエスチョンマークが付いているが、それはまた別の話)

Oodleは、地域事業の陥りやすい罠を2つの方法で避けた。一つはMySpace、Facebook、AOLといった巨大ネットワークとの提携することによって、優良な配信先を確保しただけでなく、大量の出稿を集めることに成功した。 その結果、Facebook、AOLともサービスはまだスタートしていないにもかかわらず、Oodleは4千万の広告が掲載され、毎日新たに50万が出稿されている。もう一つの巧みな戦術は、案内広告をローカル化ではなく、ソーシャル化した点にある。

ソーシャルウェブの普及によって、単なる地域性を超えた意味のあるコミュニティーが作り出されている。もちろん、われわれは地域的に近所にいる人々と日々交流する。だから地域性も忘れてはならない。しかしよく考えてみると、単に同じ地域に住んでいるというだけの理由でその相手から何か買った(売った)ことがどれだけあるだろうか? むしろ、そういう場合の相手は知り合いや知り合いの知り合いである場合の方が多いのではないだろうか?

Oodleアプリは絶好のタイミングでFacebookに登場した。Facebookはサイズ的に巨大なだけでなく、構造として各ユーザーの「ウォール」に強い重点が置かれており、この場所が「売りたし・買いたし」やそれに続く会話を掲示するために格好の場となっている。eBayやCraigslistと違って、Facebookの場合、投稿は数回クリックするだけですんでしまう。「売りたし」の場合であれば、品物の説明、いらなくなった理由、有料・無料の別、有料なら希望価格、チャリティーなら寄付先、などの情報を記入するだけでよい。eBayへの出品がこれほど簡単だったら私の家の食堂に積み上げている不要品の箱はすっかりなくなっていたはずだ。

もっともだからといってOodleがCraigslistやeBayにすっかりとって代われるというわけではない。 CraiglistやeBayのユーザー層はFacebokに比べてはるかに広い範囲にわたっているので、売値はかなり高くつけられる。逆にFacebookの場合、交渉の相手はユーザー自身のソーシャルグラフに強く制限される。たとえば、友達の中に自分の上司がいる場合、プレイボーイ誌のバックナンバーを売りに出すのはためらわれるかもしれない。最後に、小規模なオンライン通版ビジネスを始めたような場合、Facebookが適切な市場かどうかは疑問だ。しかし一般のユーザーが評判がよくて、信頼できる相手から、何かを適正な価格で売り買いしたい場合、理想的なマーケットになりそうだ。

それに、考えてみれば、eBayがスタートしたころのコミュニティーは実際そういうものだったはずだ。

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(翻訳:Namekawa, U)