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PluggedInの‘音楽ビデオのためのHulu’が資金難で閉鎖

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刺激策2.0:だから問題はスタートアップなのだ

2008年の4月にロンチしたPluggedInは、音楽ビデオのためのHulu(みたいなもの)だったが、ついに店じまいする。同社は$2.5M(250万ドル)のシリーズB資金を求めていたが、交渉は土壇場で決裂し、今後の資金繰りのメドが立たなくなった。協同ファウンダのBrett O’Brienによれば、現在は同社の技術とチームを$3M(300万ドル)(同社の投資費用)ぐらいで買ってくれるところを探している。

音楽サイトは山のようにあるが、その中でPluggedInは正式にライセンスされた11000あまりのHD(ハイビジョンフォーマット)の音楽ビデオを揃え、Huluに似ていなくもない単純できれいで気持ちいいインタフェイスからそれらを提供して、差別化を図っていた。ユーザは100万以上もあるアーチストのプロフィール(Wikipediaなどいろんなサイトの情報を利用して実時間で生成される)を閲覧でき、好きなアーチストなどを書いた自分のプロフィールをAdobe AIRで作られたアプリケーションを使って自動的に作れた。簡単なSNS的機能もあった。それは、究極的には、いろんなところに埋め込める“分散型ソーシャルメディアプレーヤ”をロンチしようとしたPluggedInの、開発途上製品みたいなものだったが、とりあえず会員同士が対話することはできた。

インタフェイスもビデオもともに良質だったのに、同サイトは結局離陸できなかった。それは、MySpace Musicのように百万単位のユーザを抱えて安定的に稼働している音楽サイトがすでに多くて、それらにお客を取られたということかもしれない(ビットレートは低いが同じ音楽ビデオを見れる)。HDは魅力的だが、多くのユーザにとってそれは、今居るコミュニティをさぼって新しいコミュニティに参加するほどの強い動機にはならない。また一部の競合他社と違ってPluggedInを利用するためにはMove Networksというビデオストリーミング用のプラグインが必要だった。それがユーザ獲得の障害になったかもしれないが、でもFox、The CW、ABCなども同じプラグインを使っている。とはいえ、すでに相当量のトラフィックを抱えるWebサイトにとっては、PluggedInの技術がとてもおいしそうに見えるかもしれない。

PluggedInを本誌の死体安置所(デッドプール)(英語)(日本語記事)に加えた。

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(翻訳:hiwa)