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コメントシステムの整理統合がさらに進む: JS-KitがSezWhoを取得

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コメントやポーリングや格付けをするための、JavaScriptで書かれたウィジェットを提供しているJS-Kitが、高機能なコメントシステムで競合していたSezWhoを買収する。SezWhoのサービスは今後30日間提供が続けられ、その間にユーザはJS-Kitに乗り換えるか、ほかのシステムを選ぶか、決めなければならない。

SezWhoの評判システムは、ユーザが自分のメールアドレスやOpenIDでログインして作った評判システムをSezWhoが使えるほかのサイトにも持って行ける、という意味で普遍性があった。しかもほかのコメントシステムと違ってユーザは自分のデータをSezWhoに渡しても心配がない。かなり長いあいだ、Disqusのような競合サービスの大きな問題は、ブログのコメントデータを私蔵し、そのオーナーたちを人質に取ったような形になることだった(今ではどこもシンク(同期化)されるコメントアーカイブを提供しているから、この問題はない)。

JS-KitがSezWhoを買収したことは、それほど意外ではない。高機能なコメントシステムへのニーズは確かにあるが、数が多すぎるから合併が急務だ。多数のコメントシステムが乱立していると、お互いの互換性のなさが市場の足を引っ張る。ユーザのコメントの履歴や評判が複数の互いに競合しているサービスの上に散らばってしまったのでは、閲覧や検索対象としてのまとまったデータの価値がほとんどないから、お互い、一体何のために何をやってんのやら、わかんなくなる。

それに、JS-Kitを除けば、これらのサービスの多くが無料だから、広告収入の落ち込みに弱いし、いつつぶれてもおかしくない虚弱な体質は、大企業が利用を避ける動機になる。今の経済状況では、だから、閉鎖か買い手を探すか二つに一つの選択肢しかない。

JS-KitはSezWhoを買収する前に、去年の夏、Haloscanを買収して注目された。また、SunWorld Nowなどの大企業との提携もしている。

零細なサービスは消えていくだけかもしれないが、しかしJS-Kitの強敵は残る。昨年の秋には、同じくコメントシステムのIntenseDebateがAutomatticに買収された。後者は、今異様に人気の高いブログプラットホームWordPressの親会社だ。IntenseDebateは今でもほかのブログプラットホームの上でも使われているし、その技術は徐々にWordPress本体に組み込まれつつある。

このコメントシステムの世界で勢力を伸ばしつつある企業の一つが、Facebookだ。最近はコメントウィジェットというものをリリースして、各サイトがほんの数行のコードでFacebook Connectを埋め込めるようにした。ユーザが書いたコメントは自動的に自分のFacebook News Feedへ行き、そのまま会話を続けられる。大きなサイトは、何も見返りがないのにデータをみすみすFacebookに渡すようなことを、熱心にやるはずがないが、個人のブロガーにとっては便利な機能だ。そしてそれは、そのほかのウィジェットメーカーにとってはたいへんな脅威になる。

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(翻訳:hiwa)