TheOfficeBoard、20,000社の情報を集めてWiki形式の組織図情報を提供開始

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ソーシャルネットワークやどこかのウェブ上で公開している範囲において、個人情報もパブリックなものとなっている状況が一般的なものとなりつつある。企業内における役割や、別組織にて行った職務内容についても同様にパブリックなものとなってきている。LinkedInで検索すれば職務経歴を入手できるし、Jigsawで連絡方法を探すこともできる。この度この分野に、一歩進んだコンタクト情報データベースを提供するTheOfficialBoardが加わった。こちらでは20,000の大企業情報チャートが表示され、Mark Zuckerbergのようなエグゼクティブに関する情報だけでなく、その下で働く人の情報も表示される。

組織図が社内での力関係を常に正確に表すものとは言えないが、特定企業内における力関係を示すには便利だしわかりやすい。TheOfficialBoardで表示される情報は、情報の提供を開始した現時点において、必ずしも十分なものでなく正確なものとも言えない(Googleを見てみるとMerissa Mayerの名前がない。Joshua SchachterはEric Schmidtの直属なのだろうか。Update:やはりこの情報は間違っている)。しかしこの点については時が解決してくれるだろう。Jigsaw同様、各社に属する人々による情報の更新を期待しているというわけだ。尚、より詳細な情報については3人分の情報を登録するか、年間100ドルを払ってプレミアムサービスに登録しなければ見られないようになっている。情報の登録ないし現金がこのサービスにおける通貨となり、詳細データへのアクセスが許可される仕組みとなっている。このデータ流通の仕組みは、かつてMichaelが腹を立てていたJigsawの仕組みに似ている。

但しTheOfficialBoardは会員からの情報提供に頼るのみで情報の正確性を向上させようとしているわけではない。電子メール情報はすべてプライベートとされている。エグゼクティブにコンタクトするには必ずTheOfficialBoardを通じて行わなければならないようになっている。これはLinkedInの仕組みと同様だ。さらにシステム内に存するエグゼクティブの電子メールアドレスすべてについてチェックを行い、情報が間違っていないかを各企業に問い合わせを行っている(「エグゼクティブにコンタクトする」機能はまだ動作していない。数万件に及ぶ確認済みメールアドレスを収集した後にサービスを提供する)。現在のところ、80ヵ国から200,000件のエグゼクティブ情報が集められている。また本サービスにおいては企業ないしエグゼクティブ個人についてのアラートも表示される。アラートは職務の変更があった際に表示される。

TheOfficialBoardはフランスに拠点を置いている。設立したのはThomas Lotで、Apple FranceのゼネラルマネジャーやAmazon EuropeのVPを務めていた。本サービスの資本金15万ドル。

Update:ForbesもOrg Chart Wikiを運営している。聞いたところによるとElevation PartnersがForbes Mediaに出資してRoger McNameeがサービスを運用しているようだ。正直なところ、こちらは片手間で運用されているようで見るに堪えないもののように思える。この種のサービスにおいては、人々に正確な情報を持ち寄ってもらうのが肝となる。わざわざそのようなことを行おうと思う人は、ほとんどいないだろうと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)