TicTacTiは画像認識を使って–正しいタイミングで–ゲームのウィジェットに広告を挿入

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TicTacTi

カジュアルゲームはトラフィックは多いかもしれないが、それらのゲームに主に使われているFlashのファイルが抱える問題や、いろんなパブリッシャーを必要とするため、収益化は一筋縄とはいかない。そこでこのたびイスラエルのTicTacTiは、画像認識技術を使ってゲームのウィジェットに広告を挿入することにより、カジュアルゲームの収益化をもっと効率的に行うことを考えた。

ゲーム内広告(In-Game Advertising(IGA))を行う場合の最大の難関は、多くの場合、まさに広告をゲームに挿入することそのものだ。ゲームはFlashのSWFファイルを使っていることが多く、また配布のためにパブリッシャーが必要だ。しかもパブリッシャーはOberonHeyZapのようなところから、新聞のオンライン版に至るまで、非常にさまざまだ。彼らは収益化に関して技術的制約も考え方も要求もまちまちだから、各パブリッシャーや広告主の特性に合わせてゲームのカスタムバージョンを書かなければならない。広告をゲームの前に入れるのか、別の柱に入れるのか、レベルが上がるときに入れるのか、等々、場所やタイミングのニーズもいろいろだ。

しかし、多様なニーズや特殊性に対応するためにデベロッパが複数のSDKを使うのはたいへんで、対応できる数も限られてしまう。そこでTicTacTiは、手作業的な部分がややある方法を導入して、すくなくともSDKの問題には別れを告げた。

どのゲームもセットアップはTicTacTiが行うが、同社の見積もりではその所要時間は1ゲームあたり1〜2時間だ。 SDKを相手にしないからゲームのソースコードも要らない。だからゲームは暗号化されていてもいい…デベロッパにとっては重要なポイントだ。このセットアップの過程でTicTacTiは、広告を入れてもいい場所別にゲームのイベントに“マーク”を付ける。たとえば”Loading…”のプロンプトが出ているというイベントなら、プレロール広告のマークだし、”Game Over”のところならポストロールのマークを付ける。

TicTacTi Marker

TicTacTiの画像認識エンジンは、広告を入れるべき視覚的イベントを探し、見つけたら広告の挿入をトリガする。ゲームのソースにすでにTicTacTiのIGAのロゴ(右の画像)があったら、画像認識エンジンがイベントを自動的に見つけるからゲームの準備段階を完全に省略できる。

画像認識はActionScriptを使って完全にクライアントサイドで行われる。画像認識のスロットルとエミュレーションを組み合わせる技術は特許出願中だ。この技術により、エンジンが実際に稼働するのはごく短時間となり、CPUに大きな負荷をかけない。TicTacTi自身の試験結果では、ゲームの最初から最後までCPU使用率はずっと同じだった。

パブリッシャーがゲームを埋め込む場合、TicTacTiのラッパーを呼び出す。そしてそのラッパーが広告のために加わった要素とともにゲームをロードする。加わった要素とは、画像認識を動かす部分、広告を挿入する部分、バックエンドにリポートを送る部分などだ。

標準の広告ユニットとタグをサポートしているので、Flashのゲームに挿入する広告はRight MediaやDouble Clickのような広告取り引きサイトから来てもいいし、あるいはパブリッシャー自身のサーバからでもいい。サービスに対するTicTacTiからの課金は大小さまざまである。

下に埋め込んだのは、TicTacTiの技術を使っているウィジェットとサービスのデモビデオだ。




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(翻訳:hiwa)