Cloudkickを使ってAmazonのWebサービスEC2をもっと簡単に使おう

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CloudkickY Combinatorのスタートアップで、AmazonのEC2Slicehostなどのクラウド型サーバの上にWebのインフラを乗せている企業に、無料で使いやすいサーバ管理システムを提供する。そのシステムはAmazon Web ServicesのAPIで構築されていて、たった一つのコントロールパネルから、そしていろんなプラットホームから、すべてのサーバ(のインスタンス)を管理できる。

Cloudkickのダッシュボードからユーザは、ワンクリックでEC2やSlicehostのサーバを簡単に加除でき、サーバのインスタンスをいくつでもモニタできる。すべてのサーバを一望でき、それぞれにカラーコードとラベルが付く。サーバの生き死にはCloudkickがチェックして、死んでいたらメールやボイスメールでユーザにアラートする。また、帯域などサーバの稼働データを見やすいグラフや表で提供するので、サーバの現状スナップショットをビジュアルな形で入手できる。さらにユーザは、サーバにWebからアクセスして、ブラウザ上でサーバに対するコマンドを打ち込むこともできる。つまり、適当にどこのどんなコンピュータからでもサーバを管理できるから便利。

当面、Cloudkickの仮想コントロールセンターが対応しているのはAmazonとSlicehostだけだが、今後対応プラットホームを増やす計画はある。現在このスタートアップは、Y Combinatorのスタートアップ40社の計350基のサーバを管理している。

AmazonもEC2用のWebコンソールを提供しているが、それはほかのクラウドプラットホームからサーバを加えることができないし、個々のサーバにタグ付けやラベル付けができない。Webからサーバに対するコマンドを発行できないし、サーバの現状をグラフなどでモニタする機能もない。ただしクラウド上のサーバ管理サービスはRightscaleなどほかにもある。とくにRightscaleは、Cloudkickに似ているだけでなく、機能もやや多いが、しかしCloudkickのように無料ではない。Rightscaleの料金は数千ドルのオーダーだ[価格表]。

Cloudkickは、クラウド横断型のアプリケーションや管理ツールの時代が訪れたことを告げている。このアプリケーションは、クラウド上のサーバを制御するための使いやすいダッシュボードを探していた企業にとって、便利なツールだろう。しかも無料だから、取っつきやすい。今後はMicrosoftのAzureをはじめとして、既存のメジャーなコンピュータ企業が続々とクラウドプラットホームを提供し、企業はますますクラウドに依存するようになる。そうなると、このような管理ツールはますます重宝がられるだろう。Cloudkickは、対応プラットホームが二つだけという現状を早く脱して、この種のサービスにおけるリーダー格になってほしい。


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(翻訳:hiwa)