Worio、Facebook Connectを使ったソーシャル検索機能を実装

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検索分野における現在の二大トレンドはセマンティックとソーシャル検索だ。ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーにあるスタートアップのWorioは、これまで開発してきたセマンティック検索エンジンをFacebook Connect対応とすることで、両者を結びつける試みを本日(米国時間3/20)発表した。Worioの技術の背景にあるのはセマンティックなタグ付けシステムだ。収集したウェブページの情報を分析し、テキストの意味を自動的に判断してカテゴリ分けを行う。検索時には通常の検索と、タグに基づくディスカバリーフィードの双方を同時に行う。検索結果はリンクライブラリに保存することができる。

このWorioがほんの少し前からFacebook Connectに対応し始め、検索結果のパーソナライズにプロフィール、友人情報、およびFacebookでのフィードを使うことができるようになった。Worioは利用者のプロファイル情報やフィードをインデックス化しておくようになっている。フィードに掲載されているリンクに誰かがシェアした際、Worioはページ内容をすべて解析してタグ付けを行い、インデックス情報として追記するようになっている(現在のところはクローラーによって発見した十億ページから取捨選択した1億ページ近くを収録している)。Worioは量によって質を補おうとは考えていない。Worioの作成するインデックスは友人によってレコメンドされるものであり、リンク収集の際の最適なフィルタとして機能する。

Facebook ConnectでWorioにサインインすると、プロフィールの解析に少々時間がかかる。その解析が終了すれば、プロフィール情報や、友人がFacebookでシェアしているリンク、およびWorioが本人および友人に対して付加したセマンティックタグの情報が、以降の検索実行時に参照されるようになる。たとえば「レストラン」を検索すると、Worioはこちらがニューヨークに住んでいることを理解して、ディスカバリーフィードには検索条件にニューヨークを指定しなくても、ニューヨークのレストラン情報を提示してくれるようになる。

尚、ディスカバリーフィードはいくつかのボックスに分けて表示される。それぞれのボックスの上には参考にしたタグが表示されており、これによってWorioの検索の仕組みを理解することができる。またディスカバリーフィード内に表示される結果は再読込するたびに変わり、傾向や興味についてWorioが事前に情報を持っていればStumbleUponのリンクのように表示される。表示される結果の中からどれをクリックするかによって、さらに検索制度が上がるなら素晴らしいと思うが、その機能はまだ実装されていない。

リンクをクリックしてウェブページに移動すると、右上にWorioのボックスが表示されてサムアップないしサムダウン方式でページの評価を行うよう促される。この結果はWorioのブックマークライブラリに保管されて共有されることになる。保存ボタンをクリックするとWorioがページに付加したタグがすべて表示され、そこに自分で新たなタグを追加することもできるようになっている。この面ではDelciousの方式と似ているとも言える。自動タグ付けはうまく動作しており、驚くほど正確だ。リンク情報は公開することもできるし、友達限定にしたり、非公開にすることもできる。メールやFacebookにてシェアすることもできる。

Worioや、Facebook Connectを利用してQ&Aサービスを運営するAardvarkなどの面白い点は、検索にソーシャル機能を持たせるのにFacebookアプリケーションを必要としない点にある。ディスカバリーフィードをFacebook内で見るためのFacebookアプリケーションは開発中だが、検索結果の精度をあげるためにFacebookを使うのではない。

Worioは利用者に種々のタイプの検索を行って、その結果得られる偶然の発見なども楽しんで欲しいと考えている。多様な意味を持ち得る専門用語をうまく理解できない場合、Worioの「ディスカバリー」は広範囲にまたがることになる。ただしWorioが「ディスカバリー」をメインに考えているのなら、表示結果も右端ではなくもっと目立つところに表示すべきだろう。通常の検索結果を得たいなら、どの検索エンジンを使えば良いかなど自明のことなのだから。

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(翻訳:Maeda, H)