Google、ベンチャーキャピタルの準備完了―しかしまずいアイディアだ

次の記事

GE、風力発電システムの宣伝にデジタル・ホログラムを使う

やはり噂は本当だった。GoogleのRich Minerは、Androidチームから、Google Venturesという新しいベンチャーキャピタル・チームへと異動した。Minerは先頃、あるカンファレンスに参加した際、Google Venturesの名札をつけているところを目撃されている。これが昨年の夏ささやかれていたGoogleがベンチャー投資に乗り出すという噂を再燃させた。1人の情報源はMinerはベンチャー・キャピタル・チームのメンバーだということを確認し、数週間以内に正式発表があるはずとしている。Googleの主席法律顧問で元企業開発担当上級副社長だったDavid Drummondが新しいVCファンドの責任者となり、投資実務はBill Marisが行う。

別のカンファレンスでGoogle関係者がGoogleの投資方針が変りつつあることを認めている。先週ヨーロッパで開催されたPluggカンファレンス(TechCrunchの編集者の1人、Robin Wautersが開催した)で、Google M&A担当幹部、Anil Hansjeeは自分の投資グループについて次のように説明した。「われわれのチームからの投資は数をどんどん減らしている。その代わりに、これと別に、正式な投資ファンドを準備中だ。(下のビデオで開始後50秒あたり)。

企業内ベンチャーファンドの歴史は芳しくない。企業はそれ自身の戦略的必要性によって各種の投資を行う。しかし大半はなんら収益を生まないまま終る。企業内投資ファンドの問題はここにある。つまり、企業はベンチャー投資を行う際に、必ずしも収益の最大化を目指さないのだ。だから、もしあるスタートアップが本当にGoogleの戦略的必要性に合致しているなら、単に買収すればよい。実際、これが今までのGoogleの投資戦略だった。(慈善事業を担当するGoogle.orgを除けば)。

ベンチャーファンドを結成するというのはGoogleにとってあまり賢い資金の使い方ではあるまい。使い道を見つけられないキャッシュをたくさん貯め込んでいるということを意味するに過ぎないからだ。Googleのベンチャーキャピタリストがいかに優秀であれ、そんなことに金を使うくらいなら、Googleは株主への配当を増やすなり、市場から株を買い戻すなりしたほうがマシだ。

読者の意見は?


Anil Hansjee(GoogleのM&Aディレクター、EMEA Region)のPluggカンファレンスでの自己紹介VimeoPlugg Conferenceビデオから。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)