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広告効果調査:ゲーム内動画広告は効果の面でテレビ広告に勝る

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カリフォルニア州マウンテンビューでカジュアルゲーム広告ネットワークを運営するNeoEdge Networksの調査によれば、オンラインゲームに掲載する動画広告はテレビ広告よりも効率的なのだそうだ(注目すべき話だ)。今月末に発表される調査結果の途中経過が公開され、それによるとオンラインゲームのプレイヤーは、ウェブを利用したゲームの前、途中、後に掲載される動画広告をきちんと記憶して、肯定的な評価をする傾向があるらしい。

もちろん調査対象に対して直接的関わりのある営利企業によるこのような調査については、常に眉に唾して結果を見ることも必要だ。しかし示される結果はともかく興味深いもので、詳細を見てみたくなる。実際にGoogleSonyなどの有名企業もゲーム内広告からの収益に注目しており、それも理由のないことではないのだ。どの調査期間による数値を扱うかにもよるが、$732M(7億3200万ドル)のゲーム内広告の市場規模は2010年には$1.8B(18億ドル)に成長するという見通しもある。個人的には現在の経済状況からして、この見通しは今年末の数値によってより低いものに修正されるとは思う。

また、ゲーム内広告はビデオゲーム業界を破滅させるという見解もある。あるいは標準化により業界の成長を促すとする意見もある。また、姉妹サイトのCrunchGearでは最近(他の調査結果を受けて)ゲーム内広告を問題視するゲーマーはいないという記事を掲載している。

ともかくNeoEdgeの調査に話を戻す。これは調査会社のFrank Magid Associatesと協力して行われたもので、彼らがゲーム内広告のメリットを結論づけた調査方法は以下のようなものだ。

調査の目的はカジュアルゲーム内におけるオンラインビデオ広告の価値測定と、またカジュアルゲーム内における動画広告の効果的利用法を測定することでした。広告主のZappos.comと協力して、NeoEdge Networkでゲームを行った人たちに、ゲーム後に調査への協力を依頼しました。用意された動画広告シナリオは10種類で、プレイヤーはそのうちひとつをプレイすることになります。シナリオによって見ることになる広告本数、広告頻度、広告関連製品の数が異なります。調査対象は2,000名以上で、総計100万回にのぼる広告インプレッションから全体的な調査を行いました。

Frank Magid AssociatesのエグゼクティブバイスプレジデントのVicki Cohenによれば予備段階での結果として、Zappos.comの広告を流したゲームではテレビ広告の場合と比較すると5倍の補助なしブランド想起率(unaided brand awareness)を示したとのこと。また今回の発表によれば、「本ゲームを無料で提供しているのは?」という質問に対して80%以上が正確にZappos.comと回答したとのこと(ゲームプレイヤーがかくも義理堅いとは思わなかった)。また56%が無料でゲームを楽しむ代わりにZappos.comの広告を見ることに対して好意的な評価をしているとのことだ。

本レポートにおける肯定的回答をした人の割合や絶対数をすべてのゲーム内広告に一般化できるのかどうかについては疑問を感じる。今回の結論を裏付けるにはより広範な調査が必要になってくるのではないかと思う。ただしゲーム内広告がテレビ広告より一般的に効果的であるという結論については同意したい気もする。

ところで、デジタル広告でテレビ広告に劣るものがあるだろうか?

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(翻訳:Maeda, H)