FriendFeed―すばらしいが誰も使わないアプリになる危険あり

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FriendFeedはすばらしいアプリケーションだ。ユーザーは友達がオンラインで何をしているか逐一モニタすることができる。写真、ビデオ、ブログ記事、その他何でもRSSフィードつきでオンラインにアップロードされた情報はFriendFeedに取り込むことができる。そして誰でもそのユーザーを購読することができる。さらにFriendFeedの開発チームは絶えず新しい機能を付け加えている。全体として絶対に成功してよさそうなサービスに思える。

しかしどうやら水平線に暗雲が漂っているようなのだ。FriendFeedは「すばらしいが誰も使わないアプリ」になる危険性があると私は思う。

Twitterの急成長、という問題がある。このFriendFeedの主要なライバルの成長はとどまるところを知らない。Comscoreの調査によると、Twitterは月33%のペースで訪問者を増やしているという。2月には世界の訪問者が1千万人弱となった。1年前の2008年2月にはわずか120万人だったのだ。さらに重要なのは、私がニュース番組を見るたびにますます多くのアンカーなどが自分のオンラインの住所としてTwitterアカウントを表示するようになってきたことだ。こういったメインストリーム・メディアへの露出が一般ユーザーの大量登録を招いている。ところがその間、FriendFeedは、イノベーションの努力をずっと続けてきたにも関わらず、トラフィックは停滞ぎみだ。Comscoreによると月間ユニーク訪問者は63万7千だという。これはTwitterの6.4%にしかならない。

ComscoreによるとFriendFeedのユーザーは昨年10月に比べて減少しているという。共同ファウンダーのPaul Buchheitはこの情報は不正確だと言っている(私もそうだろうと思う)。しかしこのサービスがここ数ヶ月であまり成長していないのは明白だ。Twitterは毎週FriendFeedの全ユーザーと同じくらいの新規ユーザーを獲得している。

Twitterは完全にモンスター化している。これまでの成長ぶりとメディアでブームになっている現状を考えると、Twitterがメインストリームのコミュニケーション・メディアとして普及するようになる可能性は十分にある。しかもTwitterはめったに新機能を追加せず(もっともそれがプラスに働いているかもしれない)、検索機能さえ買収しなければならなかったほどなのだが。

逆に、FriendFeedが次々に発表する独創的な機能は、Facebookを始めとするライバルに速攻でコピーされてインパクトを失いがちだ。それに、実をいえば、FriendFeedの機能は一般ユーザーがすぐに理解するにはいささか複雑すぎる。Twitterはまったくシンプルだ。自分の好きなことを140字以内で投稿する。そのユーザーが興味ある人物なら次第にフォローするユーザーの数が増える。それに対してFriendFeedはありとあらゆる機能が備わったずっと複雑なシステムだ。パワーユーザーには人気が高いが、初心者は圧倒されてしまう。

Buchheitは「マイクロブログのストリーミング・サービスの分野で複数のプレイヤーが共存共栄できない理由はない」という。彼はその例としてメール分野を挙げた(彼がGmailの開発者だから、この分野には当然詳しい)。 しかし私はこの分野がメールと同様なのかどうか、あまり確信がもてない。Twitterの優位は今のところFacebookを唯一の例外として、あまりに圧倒的だ。

結局のところ、FriendFeedはすばらしいサービスではあるが、流れに逆らって泳ぐのに疲れはて、簡単な現金化の道を選ぶかもしれない。FriendFeedのテクノロジーとユーザーベースを買い取るために金を払う有力企業はいくらでもあるだろう。その有力企業の中にはGoogleが入っているかもしれない。私が間違っているといいのだが、どうもそうは思えない。

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(翻訳:Namekawa, U)