VEVO: YouTubeとUMGが作るのは誰も欲しくない有料音楽ビデオハブ

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今朝の電話会議でGoogleとUniversal Music Groupは、近い将来VEVOをロンチすると発表した。それは“消費者と広告主とコンテンツオーナーのための有料オンライン音楽ハブ”だそうだ。そのサイトは今年の後半にロンチし、UMGの音楽ビデオのカタログを提供、YouTubeが実際の運用にあたる。広告収入は両社が分け合う。UMGとYouTubeのジョイントベンチャーの噂は先月表面化したが、当時両社はまだ財務的条件の細部を煮詰めている段階だったらしい。

その電話会議でGoogleの戦略的パートナーシップを担当するDavid Eunが、この取り引きは“ビジネスモデルに関するYouTubeとGoogleの考え方の変化”を表すと言った。また、レコード会社側も、Google/YouTubeのようなハイテク情報企業とのつきあい方を変える契機をつかんだと。過去にYouTubeとレコード会社の間にあったのは訴訟の山だが、今回の契約はEunによれば“正真正銘のパートナーシップ”だそうだ。そのほかのレコード会社との契約も、今話が進んでいる。

両社によれば、ロンチするとこのサイトは今のWeb上のどんな音楽サイトよりも大きなトラフィックを達成する。ユーザはメインハブのVEVO.comまたはYouTube上のVEVOのチャネルでVEVOブランドのプレーヤーからコンテンツにアクセスする(従来のYouTubeのやり方でコンテンツを埋め込むことはできないみたい)。UMGの音楽ビデオのフルカタログに加えて、VEVOはソーシャルなコミュニティや、舞台裏ビデオなどのオリジナルコンテンツ、エンタテイメントビデオなども提供する。

ユーザはコンテンツをYouTube.comで見れるらしいから、VEVOというポータルに人は集まるのだろうか? 誰もがおなじみのYouTubeで間に合うのになぜVEVOに? 音楽をきっかけとするソーシャルなコミュニティづくりも、MySpace Musicなどがすでにやっているし、今は亡きPluggedInにもあった。Eunによれば、YouTubeとコンテンツオーナーにとっては、ユーザが探している音楽ビデオにYouTubeまたは Vevo.comでアクセスさせることが主眼だというが、VEVOの広告収入がねらいなら、トラフィックをそっちに向ける必要があるのでは?

YouTubeはこのほか、UMGとの契約を拡張して、ユーザがUMGの曲を自作のYouTubeビデオで使えるようにしたと発表した。

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(翻訳:hiwa)