VidPay:簡単に使えるスポンサードビデオ広告プラットフォーム

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「なぜこれを考えついた人がいないんだろう」の代表、VidPayが登場した。本サービスで行うことはひとことで言い表すことができる。すなわちスポンサードビデオのキャンペーンに用いるホワイトレーベルのプラットフォームだ。他にもサービスがあるはずだと考えがちだが、本当にこれだけだ。VidPayは使うのも、内容を理解するのも非常に簡単だ。ひとつ付け加えるなら登場の瞬間から収益を産み出している。スタートアップにとって大事なのはここだろう。

TechCrunchはスタートアップが実際に行っていることを分析することを目的としている。VidPayを褒めちぎる記事を書くことには、その目的から外れるのかもしれない。しかしVidPayのように顧客に対して直接的な利益を提供するスタートアップは減りつつある。加えて提供サービスが何のためのものであるかを、過大に評価したり誇張表現を用いることなくうまく伝えることのできるCEOも珍しい存在になってしまっている。そういった背景もある中、本稿を続けることにしよう。

VidPayの狙いは、Metacafe、Dailymotion、およびVimeoなどのサイトにて中小規模の広告主たちにビデオプロモーションを行う機会を提供しようというものだ。これらのサイトは、一般的により大きな予算規模のある企業を相手にしているので、中小規模の企業に対応できるセールスチームを持っていない。

MetaCafeはVidPayを試験的に利用しており、VidPayは同社の提供するスポンサードビデオについて、MetaCafe上のみで1日に5000万インプレッションにも達する数値を上げている。すなわち月間に直せば14億インプレッションということになる。クリックスルー率は現在のところ0.1%から1%程度で、これはスポンサードビデオエリアにいくつのビデオが表示されているかによって変化する。またキャンペーンが特定のキーワードにターゲティングされているか否かによっても上下する。

VidPayが提供しているのは、スポンサードビデオを自身で用意するためのプラットフォームだ。YouTubeの提唱する“Promoted Videos”に似たものだともいえる。異なる点は 1)複数のパブリッシャー(動画サイト)での広告を認めているのと、2)インタフェースをパブリッシャーサイトのインタフェースに統合することができる点だ。2番目の点が重要で、動画サイトは自社ブランドのセルフサービス広告掲載プラットフォームを開発費用なしで実装することができる。そしてサイトからの収益をあげることができるようになるわけだ。

動画サイトにVidPayの機能を加えるのは二段階の作業で行うことができる。まず動画掲載サイトはVidPayに訪問者のIPアドレスや閲覧されたカテゴリ、アイテムのタグ情報および表示可能な最大スポンサードビデオ数を通知するようにしなければならない。そしてVidPayからスポンサードビデオのリストを受け取って、それを(もちろん)表示する。この二段階の作業には数時間程度しかかからない。インタフェースを統一するかどうかは選択次第で、統一する場合にはiFrameを用いる。

ページが閲覧されるたびにパブリッシャーサイトは広告ビデオにHTTPリクエストを送って所定の位置に表示する。VidPayはクリックあたりの費用やクリックスルー率および位置情報や言語等のターゲティング用パラメータを分析して最適な広告掲載ビデオを戻す。広告を掲載したビデオはパブリッシャー側のサイトに保管され、トラフィックはすべてサイト内のものとカウントされることになる。また広告掲載サイトではVidPayのインタフェースを用いてマニュアルで表示する広告を選択したり、検索を行うことができる。また同じくVidPayのインタフェースを使ってアップロードを行うこともできる。

VidPay

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(翻訳:Maeda, H)