オンライン広告プラットフォームのMicrosoft PubCenter、YieldBuildとの組み合わせは最強?!

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マイクロソフトは、広告ネットワークを通じ、レイアウトの最適化を行うYieldBuildを利用して行ってきたMicrosoft PubCenterのベータテストで好感触を得たようだ。これはGoogleのAdSenseやYahooのPublisher Network対抗するものだ。PubCenterのベータテスターが好感触を得ている旨の記事は最近にも掲載している。PubCenterとはAdSenseやPublisher Networkと同様、外部のサイト運営者が広告を掲載するためのセルフサービスのプラットフォームだ。

YieldBuildは、ウェブサイトに追加でテキスト広告を掲載するための新しいプログラムを提供し始めている。このプログラムはMicrosoft PubCenter(Microsoft AdCenterの一部)を高品質テキスト広告の情報元として利用して既存のテキストないしディスプレイ広告と併用する際に使用できる。このYieldBuildはウェブサイト内にてもっとも収益に繋がるレイアウト、スタイル、広告ネットワークの組み合わせを自動的に判定するアルゴリズムを利用している。

YieldBuildによれば、同社の新プログラムとPubCenterを利用しているベータテスターのCPM率は100%以上向上しているとのことだ。但しYieldBuildのCEO、Paul EdmondsonによればAdSenseとPubCenterの広告を双方共に掲載する方が収益を得られやすいとしている。双方の広告が補完的に機能するとの考えだ。プログラムを試した利用者にも、既にAdSenseを利用していた人がいる。そうした人々はPubCenterの広告をAdSenseの広告と統合する形で掲載したことになるわけだ。Edmondson曰くPubCenterの広告を追加することでウェブサイトのCPMレートが上がり、あるサイトではCPMレートが10倍以上に跳ね上がったとのことだ。

昨年夏からベータテストに供されてきたPubCenter広告は、現在特定のサイトから利用できるようになっている。Edmondsonは、PubCenterがAdSenseに十分対抗し得る強力な広告ネットワークであると述べている。この分野ではGoogleが支配的な力を持っていた(コンテクスト広告の分野すべてで力を持っていた)。これは広告掲載サイトに比較的高額の支払いをしてきたためだ。しかしマイクロソフトがPubCenterを広く公開すればこの状況にも変化が訪れるかもしれない。とくにマイクロソフトが市場シェアを握るために収益をより多く運営者側にシェアするようなことがあれば事態は動き始めるだろう。尚、PubCenterによる広告がAdSenseに比して内容的にもCPM的にも優れていると聞くのは二度目のことだ。

PubCenterに関する前回の記事に記したように、PubCenterは以前サイト運営者のごく一部によるベータテストを行っていた。その際、ある運営者はGoogleのAdSenseと比較して4倍の収益をあげたとのことだった。情報提供者の話によればPubCenterの広告はGoogleのものよりも高品質で、コンテンツに見合ったターゲット化もよりうまく機能しているとのことだ。また、マイクロソフトの広告では背景画像の変更なども行えるとのことだ。GoogleのAdSenseでは、運営者側は広告の色を変更することしかできない。

YieldBuildの主張ならびにベータテストの結果は、マイクロソフトのPubCenterがいかにも優れているらしいことを伝えている。成功事例が挙げられているに過ぎないとはいえ、PubCenterがAdSenseに対抗し得るものであることを示している。マイクロソフトに賭けてみるというのも、面白いかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H)