Google Latitudeのストーカー行為がそれほど悪くない時

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iSkoot Notifierが国際化

picture-33昨日(米国時間4/14)、シレコンバレーのCBS系列局が、女性がハンドバッグをひったくられたニュース(ビデオはこちら)を報じた。しかし、面白かったのは彼女がどうやってバッグを取り返したかだ。Google Latitudeが協力した。

ご想像のとおり、バッグの中携帯電話には、Googleの位置情報ベースのソーシャルネットワーキングサービスがインストールされていて、携帯電話の位置をリアルタイムで更新し続けた。このためひったくりが車に乗ったときも、女性が妹に電話をすると、犯人の正確な位置を警察に伝えることができた。警察が男を捕えハンドバッグは戻った。

実は、女性が携帯電話でサービスを動かしておいたのは「ジョーク」で、妹と「互いにストーカー」できるためだった。面白いのは、この数ヵ月前にこのサービスが始まって以来、ストーキング用に使えるというジョークがはびこっていたことだ。しかし、それと同時にこのプログラムの開始後わずか1週間で、ユーザーベースは100万人を超えていた。人々がソーシャルサービスで位置情報を使うことに興味があることは間違いないが、それに関する話題にはネガティブなイメージばかりついてまわった。今回はポジティブだが、未だにネガティブな感情が秘められている。

ともあれ、女性の妹が、どこに電話があるかを正確に知っていたのなら、Googleも知っていたこいうとこだ。もちろんGoogleには、その情報を>口外しないというポリシーがあるが、いざという時に権力がしかるべき令状を取れば、Googleはその情報を提出することになるだろう。あなたが犯罪者でないことを願う(もし犯人なら、Google Latitudeを使わない紛別があることを願う)が、それでも、多くの人にとって、自分の居場所のデータを一企業が常に持っているというのは、少々気持ちが悪いだろう。そういうサービスはもちろんGoogleだけではなく、LooptからWhrrlBrightkiteまで、どのサービスにも、それを使えば自分の居所に関するさまざまなレベルの情報を持たれることになる。

位置情報ベースのサービスは未だ本格的には普及していないが、Googleがこの分野に参入し、FacebookやMySpaceという主要プレーヤーが間違いなく参入を狙っている今となっては、もう時間の問題だろう。そして、その巨大ソーシャルネットワークらがゲームに参加した時には、初めは反発するものの、いずれみんなが使い始める。(他のハンドバッグ紛失事件のお手伝いをすることもありうる)。そして、人々のプライバシー問題は徐々に記憶の彼方に追いやられる。何らかの位置情報にまつわるホラーストーリーが見出しを飾らない限り。

私はといえば、位置情報サービスがソーシャルレイヤーで普及することを歓迎する。位置情報には利点もあるからだ。このハンドバッグひったくり事件はやや極端だが、FourSquareなどのように、位置情報を使って近くの友人を見つけるサービスは、私も 使い始めてから数週間になるし、その可能性を示すものだ。

CBSのビデオクリップを是非ここに貼りたかったのだが、どうやらあちらは埋め込みを信じていないようだ。代わりにもう一度リンク を張るので、レポーターがおしゃれなダンディをきどって事件を再現するのを見て、上のスクリーンショットにあるバカバカしさを指摘してやってほしい。どうやらレポーターはその女性にインタビューの間電話機を耳にあてるように言って、あたかも同時にGoogle Latitudeを使っているかのようにインタビューを見せようとしていたフシがある。まるで、Google Latitudeが電話のサービスであり、利用するためには何かしら電話の音声機能を使う必要があるかのように。ああ、旧メディア…

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(翻訳:Nob Takahashi)