openx market
openx
openads

OpenX Marketはオンライン広告市場の新たな選択肢

次の記事

意思決定を求められるFacebook:$2Bの評価額によるタームシートを受け取り

ウェブサイトパブリッシャー向け、中立オンライン広告サーバー最大手のOpenXが、ついにOpenX Marketのベールを外す。長らく準備が進められ、デジタル広告業界に一石を投じると期待されるサービスだ。私はそこまでの影響力があるとは思っていないが、ウェブサイトのオーナーやパブリッシャーで、すでにOpenXをすでに使っているところや(TechCrunchでも使っている)、近いうちにOpenXに乗り替える予定のあるところは、サービスの詳細を見てみたいと思うに違いない。今日(米国時間4/15)ベータが開始される。

OpenX Marketとは、パブリッシャーが広告主と直接取引きできる独立系マーケットプレースで、広告主は(直接または代理店を通じて)ターゲティングされた広告枠を利用できる。パブリッシャーは自分の広告インプレッションに「最低価格」を設定する。するとOpenX Marketが、それどれのインプレッションについてリアルタイムでオークションを行い、広告主が入札する。落札価格がパブリッシャーの設定した最低価格を上回れば、高値の広告が掲載されるほどパブリッシャーの利益が増える。落札価格の方が低ければ、パブリッシャーの元の広告が掲載される。

これはパブリッシャーにとって、丸損のリスクなしに高額の広告を掲載できる安全なしくみだ。高い入札額を払う広告主がいなかった時は、元の広告に戻すことができる。広告主にとってのインセンティブは、OpenXの膨大な量のパブリッシャーと広告枠を利用できることだ。OpenXにはウェブサイト15万ヶ所以上のパブリッシャーがいて、同社のシステムを通じて3000億インプレッション以上が掲載されている。OpenXパブリッシャーでないパブリッシャーも、このマーケットに参加できる。広告主は、ターゲティングの条件としてユーザーの訪問頻度、環境カテゴリー、ブラウザー設定等を指定して、最もニーズに合った場所を見つけることができる。

同社は、OpenX Marketを組み込んだ新バージョンのOpenX Ad Server 2.8も公開した。パブリッシャーはOpenX Marketプラグインを使えば簡単にMarketに参加することができ、パブリッシャーの広告スペースは直接Open Marketに送り込まれて広告主の入札にかけられる。

eBayライクな広告用マーケットプレースは、革新的なコンセプトというわけではない。 Right MediaDoubleClickのいずれにも、広告主とパブリッシャーの取引市場があるが、どちらもOpenX Marketのように、どのパブリッシャーでも、たとえ他の広告サーバーを使っていても入札に参加できるという独立プラットホームではない。

OpenX(以前の名前はOpenads)は元AOL CEOのJonathan Miller会長と、元Yahoo幹部のCEO Tim Cadoganが率いている。オープンソースのベンチャー企業であるOpenX は$20.5M(2050万ドル)の資金をAccel PartnersIndex VenturesFirst Round CapitalMangrove Capital PartnersO’Reilly AlphaTech Ventures らから調達している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)