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TwitPicのひとり勝ちは終わり? PhotoBucket、TwitGooをひっさげてサービス提供開始

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FIMの運営するPhotoBucketという、月間2500万のユニークユーザを集める写真共有界の巨人が、Twitter上での地位獲得を狙っている。PhotoBucketはいつの間にかTwitterで利用するのに便利な、数クリックで写真(動画についても対応中)を共有することのできるTwitGooというサービスを作り上げた。

PhotoBucketは当初その他大勢の一員だったのが、2006年に突然インターネット上で最大の写真サイトのひとつとして頭角を現してきた。初期の成功はソーシャルサイトで広く使われるようになったことが原因だった。ここで言うソーシャルサイトとはMySpaceでのことで、当時MySpaceには写真を埋め込むための簡単な方法がなかった。しかしTwitPicの躍進で形成は一転した。PhotoBucket同様に無名の立場から登場して、Twitter上にて写真を共有するスタンダードの地位を獲得したのだ。既存の写真共有サイトと比較すればトラフィックはまだ少なめだが、Twitterがメインストリームの地位を獲得しつつある中、写真等メディアを共有することも急速に広まりつつある。PhotoBucketの競合となるImageshackも2月にサービスを開始している。そしてPhotoBucketもこの波に乗ろうとしているわけだ。

Twitterで画像を扱うというこの分野では、100万以上の利用者を集めるTwitPicがトップを走っている。しかしTwitPicは個人運用でサービスを提供しており、急速な成長に対応できない状況もある。このような問題はTwitterが大きく成長するに連れ、さらに出てくるとも考えられる。一方TwitGooはPhotoBucketや姉妹サイトのTinyPicと同じインフラ上に構築されており、利用者が殺到することになっても十分対応できると考えられる。

またTwitPicなどの新たに登場してきたサービスと比べて耳馴染みがあることもTwitGooにとっては強みとなる。現在の所はこのことが大きなメリットとはなっていないが、Twitterで利用する企業が増えてTwitterのAPIを利用しようとするような場合、メディア共有に際しても信頼性の高いサービスを使おうと考えるようになることだろう。PhotoBucketならびに親会社のFIMは既に信頼関係を築いてきているのだ。また同社は猥褻コンテンツの締め出しという非常に手間のかかる作業もきちんとこなしている。

TwitGooのサービス自体はTwitPicないしはその競合サービスを使ったことのある人にはわかりやすいものだろう。Twitterでのユーザ情報を使ってTwitGooにサインインして、写真をアップロードすれば短いURLが生成され、サイトに用意されているインタフェースから直接にTwitterにメッセージを流すことができる。尚インタフェースはTwitter上での各自の背景画像をインポートして、Twitterと同じリンクをあるべき場所に配置する等、Twitterのルック&フィールを意識したものとなっている。またTwitterが落ちてしまうというさほど珍しくない状況に遭遇した場合には、投稿を待ち行列に入れてくれる。デスクトップクライアントやAPIを使っている場合、Twitterが復帰した際に自動的に再投稿してくれるわけだ。

TwitPicが人気を博しているのは、広く使われているTweetDeckやiPhone用のTweetieなど多くのTwitterクライアントに統合されているおかげでもある。TwitGooはまだこの面では遅れをとっているが、普及への努力は行っており、APIも全機能について公開していく予定だ。特定の名前はまだ出せないが、Twitterクライアントの有名どころとの話は進んでいるようだ。インフラがいかに立派であろうとも、サードパーティーのクライアントがサービスをサポートしてくれるか否かがTwitterの世界での成否を分けることになる。

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(翻訳:Maeda, H)