Tivo

落ち目のTiVoがフレッシュでローカルな悪いニュースを広告主たちに売る

次の記事

Kadoinkが債権者から差し押さえを食らう

picture-36

TiVoの成長は止まった。止まったというより、そのユーザベースは減っている。DVRの市場は競争が激しいし、大手のケーブル企業は同じサービスを低料金で提供、しかも初めからケーブルボックス付きだ。だから、TiVoはやり方を変えなければならない。顧客にデータを売ることは、こういう場合によくやる手だが。

今までは、はっきり言って、このデータは匿名で、しかもTiVoはこれをある程度まで何年間もやってきた。でも明日からは、同社はテレビ視聴率の大手Nielsenに対抗するサービスを開始する、USA Todayの記事がそう言っている。この種のデータはテレビの広告主たちにとってとても重要だ。これで、広告の売上が決まるのだから。そして300万以上の会員がいるTiVoは、いろんな市場に対してNielsenよりも良質なデータを提供できると考えている。データを毎秒提供することだってできるだろう。

TiVoは、そういうデータが役に立つのは広告主たちだけはない、テレビ番組そのものにとっても役に立つ、という点を強調したい。データが秒単位なら、視聴者が番組のどこをスキップしたかも分かる。だからたとえばニュース番組は、明日からもっと良い構成にできる。でも、本命はやっぱり広告主たちだ。視聴者は、どのコマーシャルをスキップしたのか、それは何時頃か、何という番組か。もっと単純に言うと、DVRのオーナー全員がすべてのコマーシャルをスキップするわけではない。だが、TiVoを買う決意をしたユーザは…数百ドルもするボックスを買わなければならないし、ケーブル料金に加えて会費も払う…誰もがすべてのコマーシャルをスキップしたいのだ。話は、それで終わり。

TiVoからのこのデータは、どうやら、210もあるテレビジョン市場のいちばん小さいのからやってくる。でも、それでもNielsenよりずっと多い。Nielsenは、いちばん大きな市場のデータをたえず広く深く提供してくれるが、対象人口は大きい。そこで、USA Todayの記事の中では、TiVoの視聴率担当ゼネラルマネージャTodd Juengerがとても奇妙なことを言っている。彼曰く、TiVoのオーナーたちは裕福で教育があるだけでなく、“残念ながら(合衆国の総人口に比べると)白人の比率が高いのです”。

たぶんTiVoはそのデータを直接、Stuff White People Likeに載せるべきだろう。

でも冗談はさておき、以前TiVoのオーナーだったぼくとしては、同社に同情しちゃうね。立派な製品だけど、今すでにごちゃごちゃしてるリビングルームに、物が増えるための余計なお金を払いたくないという人が、ほとんどだからね。しかも毎月の会費も払わなければならない。ケーブル会社のDVRはおっそろしく安物だから当然安い、それにボックス付きだ。

同社が、NetflixのWatch InstantlyやAmazonのストリーミングムービーのようなほかのサービスも提供するのは、正しい変化だ。でも、まだ、消費者がTiVoの高い料金や会費に納得するほどの、決定的な何かがないね。TiVoがデータを売るのはいいけど、会員がどんどん逃げていく現状を何とかしないと、データもほとんど無価値になってしまうぞ。

[写真: flickr/flyinace2000]

[原文へ]

(翻訳:hiwa)