Google AnalyticsのAPIが公開ベータへ, デスクトップからオフラインでレポートを見れるツールもあり

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さきほど(米国時間4/21)Googleは、Google AnalyticsのAPIの公開ベータバージョンをリリースした。それまでは、数百人のデベロッパで1年かけて非公開ベータをやっていた。

Googleは昨年10月にGoogle Analyticsの相当大規模なアップデートをやってのけたが、そのときAPIはもうじき提供すると言っていた。その‘もうじき’は実は6か月のことだった。

このAPIが公開されたことによってデベロッパは、Google Analyticsのデータにアクセスするクライアントアプリケーションを作り、データを独自の斬新なやり方で提示できる。測度も、それを得るための切り口も多様だから、このAPIを使ったクライアントアプリケーションは、カスタマイズされた報告を出力し、より詳しいデータや新しい視覚表現を作り出せる。つまり、WebサイトやWebアプリケーションのパフォーマンスを、新たな角度から分析できる。

リリースを発表しているブログ記事から引用しよう:

AnalyticsのAPIはGoogle DataのAPIです。これはGoogle CalendarやFinance、Webmaster Toolsなどで使われているのと同じAPIプロトコルです。これらのAPIのどれかを使ったことのある方にとっては、Google AnalyticsのData Export APIがとても見慣れたものに思えるでしょう。

JavaScriptとJavaプログラミング言語用に、抽象化とプロセスの単純化のためのライブラリを提供しました。そのほかのプログラミング言語のサポートも、今準備中です。しかし一方、どのプログラミング言語を使っても、APIへのリクエストはHTTPで直接行い、データへのアクセスはXMLで行います。

このAPIを使ったアプリケーションの例が、APIをロンチしたWebサイトにあるPolarisで、これはDesktop Reportingの作品だ。文字通り、Google Analytics(以下GAと略記)をデスクトップに持ってくることがねらい。もっと大規模で本格的な、Adobe AIRを使ったGAレポートツールDopacは、ロンチまであと2週間はかかる。でもPolarisはクロスプラットホームなウィジェットの形でデータの一部をデスクトップに持ってくるから、絶対に一見の価値はある。8種類のレポートを出力するが、一つのWebサイトに対してだけ使うなら無料だ(複数のWebサイトが対象なら年額15ドルを払う)。想定ユーザは、マーケター、プロジェクトマネージャ、アカウントマネージャなど、自分のデスクトップからWebサイトの統計的データを見たいと思っている人たちだ。

Desktop Reportingはたった1人の会社で、ベルギーのNicolas Liermanが社長兼社員兼掃除夫兼お茶くみ兼だ(楽屋裏情報: このスタートアップは先月ブラッセルで開催したぼくの大会Pluggで決勝に残った)。

LiermanはGoogle Analyticsのオフライン化にかなり長期間取り組んでいる(初期の試行を2007年の9月に本誌が取り上げたこともある)。本格的なレポートツールと、今ロンチしているPolarisのほかに、彼はあと二つのGA関連製品を暖めている(詳しくは彼のWebサイトを見て)。

このほか、Actual MetricsのAndroid用Google Analyticsアプリケーションもチェックしておこう。

APIが公開されたこれからは、いろんなサードパーティのデベロッパたちの作品も楽しみだ。Googleはいくつかの作例をこのギャラリーに展示しているが、今後もっとすごいのを発表したい人は、どこへ行くべきか言わなくても分かるよね。

Googleは通知専用のメールグループGoogle Analytics API Notify email groupも立ち上げたから、アップデートやコードの変更など重要な発表を自動的に受け取ることができるし、また、お望みならGoogle Analytics APIs Groupに参加してもいい。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)