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MySpaceの新CEO選びは過去のごたごたに決着をつける

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MySpaceの親会社News Corp.は相変わらず、Owen Van NattaがMySpaceの新CEOになるための最終段階に入ったと非公式にリークしている(彼は本誌が昨日挙げた自明の候補の一人だ)。たしかにVan Nattaの経歴は企業を経営するに十分だ – Amazonでは事業開発担当役員だったし、Facebookでは収益担当最高役員(chief revenue officer)、つい最近は音楽スタートアップPlaylist.comのCEOだ。リークが正しければ彼は契約交渉の最終段階にいて、まもなく任命が発表されるだろう。

彼はソーシャルネットワーキング、音楽やメディア、それにインターネット全般をよく知っている。MySpaceの経営も、うまくやっていくだろう。しかし彼がMySpaceのCEOになると、多くの人が困惑のあまり頭をかきむしるだろう。

Van NattaはFacebookの株を相当量保有しており、またもちろん、その事業の内情にも詳しい。いちばん軽く見積もっても、彼がFacebookの最大の競合他社に行くのは、あまりきれいな形ではない。重く見積もると、彼が今度の新しい職場でFacebookの秘密情報を守秘し続けるのは難しいだろうから、法的な問題が起きるかもしれない。でも、衆知の事実として、Van Nattaは自分がCEOになれなかったことでFacebookに裏切られたと思っているし、Mark Zuckerbergを心底嫌っている。Facebookの最大の競合他社のトップの座に就くことに、復讐の意味もあるとすれば、彼は自分の名誉を回復したと感じるだろう。

しかし、Playlistはどうなるのか? 彼の着任は昨年の11月だから、まだ半年も経っていない。投資家たちと社員は彼に期待している。社員の多くは彼の就任後に入社した人たちだ。こんなに早くや辞めてしまったら、彼の人物評価が下がるだろう。われわれの知らない緩和要素があるのかもしれないが、あまり良い兆候は見えない。Playlistの業績は今良くないから、CEOには投資家や社員に対し、最後まで責任をもって会社を建て直す努力をする義務を、負っている。

少なくともVan NattaはMySpaceを試してみたし、二日前には正式にログインすらした。彼にはこのサービスの上に6人のフレンドがいるし、写真も数枚アップロードしている。彼のボスになるはずのJonathan Millerはまだ、MySpaceのプロフィールを作っていない

実はVan NattaとMySpaceとの接触は、今回が三度目だ。最初はMySpace Musicのトップの最有力候補だったが、彼がPlaylistをMySpaceに売ろうとしたために、DeWolfeの印象を悪くした。次はDigital MediaのCEO候補になったが、その座はJonathan Millerのものになった。

MySpaceをめぐる今週の騒動で、過去のいろんなゴタゴタにけりがつきつつある: DeWolfeとRupert Murdochの親密な仲に困惑していたNews Corp.の役員たちは、DeWolfeが解雇されるというニュースを嬉々としてリークした。新CEOとしてVan Nattaの名を早々に挙げていることも、その「嬉々」の現れの一つかもしれないが、でもそれは彼に交渉の強力な切り札を与えたことになる。もしもこれが破談したら、今すでにアホに見えるNews Corp.がさらに一層アホに見えてくる。Van NattaはFacebookへの復讐を果たすが、彼の今の会社が惨めな状態で置き去りにされる。そしてMySpaceの役員たちは、一体誰がCEOになり、その結果自分もクビになるのかならないのか、来月まで戦々恐々として待つことになる。

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(翻訳:hiwa)