Yahoo、静かにGeocitiesを幕引き

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そこには華もなければ涙もない。Yahoo!がさりげなくGeoCities閉鎖する。GeoCitiesは初期のウェブホスティングサービスで、1999年にYahoo!が$2.87B(28億7000万ドル)で買収した。(ベンチャー業界プチ情報:Fred WilsonのFlatiron Partnersも出資していた)。Yahoo!ヘルプサイトのお知らせの中で、同社は無料ウェブホスティングサービスのGeocitiesを今年中に閉鎖し、新規ユーザーの受け付けを停止したことを告げた。既存のユーザーは引き続きGeocitiesを利用できるが、Yahoo!は同社の有償ウェブホスティングサービスにアップグレードすることを推奨している。

GeoCitiesのトラフィックは近年下降を続けていた。ComScoreによると、同サービスの米国内ユニーク訪問者数は、2008年3月に1510万人だったものが、今年の3月には24%減の1150万人となっている。2006年10月には1890万人のユニーク訪問者がいた。

今やウェブサイトを作るためのサービスなら、Wordpress、Blogger、Typepadなどのブログプラットホームや、Ning、Webs、Jimdo、Snapages、Weeblyをはじめとする無数のウェブサイト構築・ホスティングサービスなど、いくらでもある。GeoCitiesは本当に意味で時勢に乗っていたとはいえないものの、常に賢実なページビューを生み出していた。

ウェブホスティングサイトの一パイオニアとして、GeoCitiesは個人用パブリッシングツールを提供し、同サービスのウェブプラットホーム内に「近隣地域」を用意して、ユーザーがそこにページを作り、画像やテキスト、ゲストブック、アクセスカウンターなどを置けるようにした。MySpaceの遥か前から、ティーンエージャーや大学生からやがてあらゆる世代の人たちが、自分なりのけばけばしいテイストを世間に向けて発信できる場として知られていた。ここに1996当時のGeoCitiesホームページがある。Geocitiesとそのウェブに果した貢献に敬意を表して、最悪のGeoCitiesホームページデザインを作った人に、TechCrunch Tシャツをプレゼントしたい。

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(翻訳:Nob Takahashi)