Googleは位置情報の利用に熱心― ツールバーにも追加

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twml_blogpostjpg場所情報をベースにしたサービスはまだブレークするところまでいっていない。しかし場所情報の利用は次第にウェブ・サービスのあちこちで補助的に使われるようになってきた。その最新の例がGoogleのツールバーだ。読者がもしインストールしているようだったら、Google Mapsをオープンしてみよう。自動的に自分のいる場所を中心として地図が表示されるはずだ。

一見小さな応用だが、役に立つ機能であることは間違いないし、将来の可能性を考えると、意味するところは意外に大きいのではないか。まず第一にGoogleツールバーをインストールしている何百万のユーザーに場所情報の利用のサンプルを示すという効果がある。Firefoxの最新版のユーザーはすでに場所情報機能を利用できるようになっているのは事実だ。しかし今度のGoogleの機能はIE向け(当面)だ。MozillaがGeodeの場所情報プラグインを提供している(こちらは最新版のFirefoxにビルトイン)のと相まって、世界中で利用されているブラウザの相当部分で場所情報が利用可能になったわけだ。

Googleがそう発表したわけではないが、このことはGoogle自身の戦略の中でもいろいろな意味がありそうだ。Googleは最近、Latitudeという場所情報をベースにしたネットワークを発表している。こういったアプリケーションが機能するためには、場所情報が定期的に自動的にアップデートされるか、少なくともごく簡単な操作でアップデートできなければならない。しかし現在まで、これは解決がかなり厄介な問題だった。

さらに大きな応用としては場所情報をベースにした広告表示がある。現在すでに開発を行っている会社もあるが、もちろんGoogleはこの市場でも先頭に立って革新をリードしていきたいだろう。場所情報を処理できるツールバーはこれらの目的にも利用できるかもしれない。また場所情報を加味した検索機能を提供することも考えられる。

Googleはこのところ携帯の場所情報の処理についても研究を始めているようだ。しかし当面ユーザーは通常のコンピュータからブラウザ経由で利用するのが主流だろう。こうしたコンピュータはGPSを内蔵していないので、GoogleのツールバーはIPアドレスと近隣Wi-Fiアクセス・ポイントを利用してコンピュータの場所情報を得る。

今日(米国時間4/23)、Googleは新機能のテストのために、Gmailで行ってきたのに似たLabs Areaをツールバーに加えた。ここにさっそく中国語版のツールバーが掲載された。前述したように今回の新機能はすべてIE版のみサポートされている。

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(翻訳:Namekawa, U)