Google Earth、墜落事故の謎解明に一役買う

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proxyGoogle Earthの背後にある発想はいつみても強力だ。人々が行くことのできない行くつもりもなかった場所の探索を可能にする。しかし、その膨大な地図データと地形データをもってすれば、地球をくまなく調べるための強力なツールにもなり得る。Google Earthがまさにそのとおり、飛行機墜落事故で家族を失い、その遺体が2年以上も見つからずに悲しみにくれていた一家の力になった。

その飛行機が墜落したと専門家も家族も信じるアリゾナ州のあらゆる地域にわたって、数え切れないほどの捜索が繰り返されてきたが、機体を見つけることはできなかった。そして、ある信じられないことが起きた。億万長者の探検家、Steve Fossettの捜索にも加わっていたある人物が、墜落と同じ日に近くと思われる場所で撮影された山火事の写真を見つけたのだ。すぐ知らせを受けた家族は、捜索を支援するウェブサイトを立ち上げた。運良く、Google Earthから同じ地域を別の角度から撮った写真と地形データを入手することができた。

その家族と有志数名が、プログラムで座標を使って正確に割り出した地点へと向かった。案の定、残骸が見つかった。その事故で亡くなったMarcy RandolphとWilliam Westover二人の家族にとって、決して嬉しい結末ではなかったが、これで現実を受け入れることができる、とRandolphの家族は語った。

今後は、他の人々が同じようにGoogle Earthを使って捜索や救助を行うのを助けられればと、家族は願っている。彼らはMARSI(Mapped Archive of Rescue & Search Information、救助・捜索情報の位置情報付アーカイブ)というシステムを作った。このために立ち上げたウェブサイトでは、自分たちがGoogle Earthのデータを使って行方不明機体を見つけたやり方を詳しく説明している。これは非常に興味深い。Fossettの捜索に協力したMAST(The Missing Aircraft Search Team:不明飛行機捜索隊)が、将来の捜索にMARSIを使いたいらしいと、March RandolphのいとこであるLiz Johannesenが話してくれた。

この種の話題を聞くと、Google Earthのようなプロジェクトが、会社の利益にとってそれほど重要ではないものの、多くの人々にもっと大切なものを与えられるのだということを思い起こさせる。先週、Google Latitudeのおかげで盗まれたハンドバッグを取り戻した女性の話を聞いた。そして今週は、このGoogle Earthにまつわるさらに重要な話題である。急速に発展する分野で、時には当たり前だと思っていたテクノロジーが、意味のある方法で実際に人々の役に立つところを見るのは嬉しいものだ。

Google Mapsによる詳しい捜索地域の画像を下に貼った。

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(翻訳:Nob Takahashi)