Facebook、ストリームAPIを開発者に公開。ネット上の「会話」を巡る覇権争いの開始

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週末の記事に書いたように、Facebookは新たなAPI経由で膨大なデータストリームを公開することとした。このリアルタイムストリームを使ったアプリケーションを、誰でも開発することができるようになった。新たなAPIを早速活用したのはSeesmic Desktopだ(Tweetdeckは以前から古いAPIを通じて制限的にFacebookのデータストリームを利用している)。また、Facebookも独自のデスクトップ通知クライアントを作成して、新たなAPIを利用して何が行えるのかを示している。

Facebookのプラットフォームマーケティング部門のディレクターであるEthan Beardと電話で話した。氏によるとAPIコールひとつですべてのフィードを活用することができるとのこと。Facebookのホームページを全く新しい形で作り直すこともできるし、あるいはフィードの一部を利用して、他のデータとミックスすることでより面白い何かを作りあげることもできる。とりあえずはTwitterクライアントがFacebookのストリームを取り込んで付加機能を追加してくるだろう。たとえばTweetdeckについて見れば、アクティブストリームの閲覧は行えるが、そのまま返信することはできなかった。新しいFacebook Open Stream APIは双方向の処理を実装しており、開発者は双方向コミュニケーションを実装するアプリケーションを構築することができる。

今回の発表は非常に大きな影響力を持つものだ。リアルタイムの会話がデスクトップアプリケーションおよびモバイルクライアントで自在に行えるようになり、Twitterの持つ機能を実装することとなり、したがってTwitterの強力なライバルとなる。どちらの会話ストリームが注目を集めることになるのかは間もなく明らかとなる。

またTwitterとの直接対決以外に、ストリームAPIはFacebook内で用いるアプリケーションにとっても外部のアプリケーションにとっても大いなる可能性をもたらすものだとも言える。すぐに思いつくのはアクティブストリームをより便利に活用するフィルタリング機能だ。多くのリンクを集め、コメントを多数寄せられているアイテムのみをストリームに表示するようなアプリケーションは簡単に作成できるだろう。またソーシャル検索エンジンとストリームを連結して、リアルタイムでソーシャル検索を行えるようにもなる。自分のアクティブストリームを検索できるだけでも非常に便利になるだろう。但しFacebookはデータのキャッシュを24時間しか認めていない。したがって1日以上前のデータを使ったパワフルな検索エンジンを構築することはできないようになっている。

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(翻訳:Maeda, H)