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Quub: (昔々のTwitterのように)“今何してる”と尋ねるだけのマイクロメッセージングサービス

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Twitterは元々、ユーザが“今何してる?”という質問に答える通知サービスだったはずだが、いつの間にかこの基本的な機能は無視されて、当人たちの現状とは無関係な、ありとあらゆる種類の雑談の場になってしまった。今のTwitterは娯楽とニュースと会話のためのサービスであり、ユーザの今現在のステータス(“今仕事をしてる”などのメッセージ)は退屈なので嫌われるようになった。

しかし、退屈イコール役に立たないではない。今夜(米国時間4/27-28)ロンチするQuubは、Twitterのステータスアップデートと、LooptやGoogle Latitudeのような位置対応サービスとの間にあるギャップを埋めようとする。このサービスの主な目的は、ユーザが友だちに今やってることを教えることだ。140文字以内など、Twitterと似ているところもあるが、Twitterとは一線を画す重要な違いがいくつかある。

第一の主な違いは、Quubの上では関係が双方向的であることだ。つまり、誰かのアップデートを見れるためには、まずその人にリクエストを送って承認されなければならない。グループ機能もあるので、特定の人たちにだけ自分のステータスアップデートを送ることもできる(iTunesの上で曲を操作するときみたいに、ユーザを複数のグループ間でドラッグ&ドロップできる)。

そのほかの重要な違いは、Quubにはユーザが自分のステータスアップデートを書くときの作業を支援する機能があることだ。毎日同じ仕事をする人が多いし、今後のステータスアップデートがそれまでのアップデートの続きとして構築されるケースも多い。Quubはこの認識に立って、入力欄の下にアップデートの案をポップアップさせる。その案でOKなら、クリックしてそれを使えばアップデートは数秒で終わる。自分で一から入力することに比べてほんの数秒の時間の節約なら、デスクトップのWebクライアントの上ではそれほどありがたみはないだろうが、このサービスをケータイの上で利用するときには、入力の省略は実にありがたいはず。アップデートはQuub上の友だちに送られ、さらにFacebook、Twitter、MySpaceなどのサービスへ配信することもできる。

友だちのステータスアップデートを見るときには、いくつかのモードがある。’Present’というモードでは、相手の最新の位置更新を表示する(ゲーム抜きのfoursquareみたいだ)。’Past’モードでは、Twitterふうのストリームで友だちの最近のアップデートを全部表示する。また、’Future’では、アップデートにタイムスタンプを設けられる。それは、簡単なカレンダーとしても使えるので便利なモードだ。

Quubは、ユーザが正確なGPS座標を送信しない方式を選んだ。それはあまりにもヤバイと考えたからだ。だから、メッセージの中の位置情報はあくまでもユーザの任意だ。ただしQuubはまだデータベースを使っていないので、ユーザが入力した位置情報からその近隣の有意な位置情報(たとえば次に行くべき仕事の場所)を教えてやることができない。そこでユーザは、これから訪れる場所の情報を最初に手入力しなければならない。

Quubのアイデアは良いし、設計も良い。でも、強敵も多い。まず、今はTwitterを使っている人が圧倒的に多いから、違うマイクロメッセージングサービスへの乗り換えを説得するのが難しい。でも、細かいプライバシー制御とインテリジェントなメッセージ提案機能のあるQuubには、Twitterにはできない使い道があるはずだ。だが、表面的にはTwitterに似た点が多いから、違いを分からせるのが難しい。また、ゲームを楽しめるfoursquareなどと違って、Quubには頻繁にケータイを取り出してステータスを頻繁にアップデートしたくなる魅力や動機が乏しい。それに、こういう位置対応のサービスに共通する問題として、友だちがその上に今いなくては使えない。そして、いつでも誰かがいるという大量普及の状態に持って行くのが、これまたとても難しい。

〔お節介な訳注: これは企業が外回り社員との連絡…データベースを介する自動連絡もありえる…のために使うサービスだよ。〕

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(翻訳:hiwa)