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Time Magazine、4Chanによる乗っ取り行為を華麗にスルー

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4Chanのハッカーたちは、Time Magazineが行った地球上で最も影響力のある人を問うオンライン投票のTime 100を完全に乗っ取ってしまった。リストのトップに登場するのはMootの名前で知られるChristopher Poole。彼は4Chanというオンラインフォーラムを作った人物で、フォーラムメンバーたちがプログラムを使ってMootをトップにした。そして続く20名についても先頭文字を拾うと「Marblecake, also the game.」となるように投票結果を操作した。Marblecakeというのは卑猥なセックス関係の意味を持ち、また4ChanのProject Chanologyが設けていたチャットルームの名前でもあるらしい。

これは「投票」によるリストで、Timeの編集者による公式なリストではない。しかしそれでもTimesの編集者たちがインターネット上の情報をちゃんと読んでいるのかどうか、疑問を感じる結果だと言えるだろう。4Chanが投票結果を操作しようとしているのは、TechCrunchでも記事にしている。しかしTimeはただ傍観してMootがトップであると認めてしまった。この結果に疑義があることはもちろんTimeも分かっている。しかし次のように表明することで結果を正当化しようとしている。

Mootは自身のフォロワーたちによる集団的投票操作については何も知らないと延べている。ただTIME.comの技術チームは投票結果を操作しようとするアタックを受けてきたし、それに対応もしてきた事実がある。

Time.comの技術チームの努力が実を結ばなかったことは明らかで、トップ21の名前は結局Marblecake云々の文字列を示すものとなってしまった。これが4Chanによって操作されたものであることを認識しつつ、対応を諦めてしまったわけだ。Time.comのマネージングエディターのJosh Tyrangielは投票自体に意味がないものだと主張することで批判をかわそうとしている。曰く「この結果について何か意見のある方には申し上げたい。今回の結果はインターネット投票によるもので、結果を疑うことこそが価値のあることなんです」あるいはネット上の有名人の名前を掲載することで議論を招来し、記事を読んで貰おうというのが狙いなのだろう。うまくやったと言うべきだろうか。

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(翻訳:Maeda, H)