iPhone所有者は仕事でなく個人用途でモバイルを使っているそうだ

次の記事

ウェブ版ドキュメント管理ツールのZoho、ついにモバイル版でも全機能を提供開始

本日(米国時間4/28)中にもCompeteのレポートが公開されるようだ。まずはNew York Timesに掲載された記事しか確認していないが、iPhoneの所有者のうちiPhoneを仕事関連主体で使っている人は27%に過ぎないとのことだ。従来のスマートフォン(HTC、Blackberry、Nokia等)の場合はこの数値は59%となっている。

NY Timesの記事には、今回のCompeteの調査についての詳細は記載されていない。ただ「スマートフォンの利用者を対象に調査を行った」と記載されているのみだ。しかし記事の「Apple iPhoneの利用者は携帯を仕事に使わない(Apple iPhone Owners Don’t Use It For Work)」というのはいずれにせよミスリードだと思う(Update: 見出しはやや正確な物言いに変更されたようだ)。ウェブを閲覧できる電話を持っていれば、それを個人用とと仕事用との両方に使うのが普通だ。それともビジネスマンでiPhoneを利用している人は、すべて別に仕事用にBlackberryを持っているというのだろうか。

個人的にもiPhoneを持っているので、他のスマートフォンに比べると、より多くの人がエンタテイメント用途に利用するのはよくわかる(ゲームや動画閲覧等)。しかしそれはiPhone以外のスマートフォンの使い勝手が一般的に悪いからに過ぎない。技術面・デザイン面での不備以外にも理由がある。すなわちサードパーティーの開発者たちが、それら携帯上でアプリケーションを作ろうと思わないのだ。あるいは思い立ってもあまりに品質が低く、アプリケーションを作ったとしてもそれをダウンロードしたり購入したりするための良い窓口というものが存在しない。いろいろと言いたいことはあるが、話を本筋に戻そう。

Competeの調査によれば、iPhone所有者の73%が個人用とを主として使っているとのことだ。しかしiPhoneを使っているトータルの時間などの詳細には触れられていない。想像するに、トータル時間を比較すれば他のスマートフォンを大きく上回っているに違いない。そして仕事に使うときでも、より効率的に使っていることが想像できる。

参考のために見ておくと、AdMobの最新Mobile Metricsレポートによれば、米国内におけるスマートフォンによるウェブトラフィックの50%近くはiPhoneによるものだとのことだ。またJD Power and Associatesの調査でもiPhoneの顧客満足度は首位となっている。この評価は全利用者によるものではなく(ただし、こちらがiPhoneの主戦場ではあるだろう)、「ビジネスでワイヤレススマートフォンを利用している人」によるものなのだ。

また、Windows Mobile OSを採用していた昔のスマートフォン(HTC)と格闘していた頃に比べて、iPhoneを仕事で利用する時間は確かにかなり減ってはいるだろう。しかしこれは利用している際の生産性が何倍にも向上しているのが理由だ。そしてこの生産性の向上こそが大事なことなのではなかろうか。

記事にある以下のような部分を読んで不満を感じてしまうのだ。

今回の調査は、iPhoneの位置情報取得機能の主な使い道が、ローカルの天気予報を見たり、あちこちの地域情報を調べておすすめレストラン情報を取得したりするものであることを示している。

もちろんそうだ。しかし仕事でモバイル端末を利用する人も、地域情報を入手したり推奨レストランの情報を入手したりしないだろうか。Competeはいかにしてそれらのサービスが個人的な用途であると断言できたのだろうか。

完璧な言い回しではないが、次のように言うことができる。すなわちiPhoneは仕事の上でも個人的な用途であっても、使う本人にとって非常に面白いデバイスなのだ。そして他のデバイス開発者たちはこぞって外見やUI、および使い勝手の容易さを真似している(ないし真似すべき)ところなのだ。

個人的には過去のどの時点よりも多くの時間で携帯端末を利用するようになっている。そして私も、もし使い方についての調査を受けたとすれば、主に個人用途で使っていると回答することだろう。しかしそう回答したからと言って、仕事で使っていないなどということになるだろうか。

もちろん断じてそうではない。むしろ正反対ですらあるのだ。おわかり頂けるだろうか。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)