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Mint、個人会計をゲーム化―意外にクールなアイディアだ

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Mintは2007年のTechCrunch40で最優秀賞を獲得した個人会計のスタートアップだが、“Financial Fitness”というゲーム機能を発表した。最初は非常に奇妙な組み合わせに聞こえた。個人会計と楽しいゲームとは普通に考えるととうてい結びつかない。しかしよく考えてみると、これはなかなか巧妙なアイディアのようだ。会計処理という面白くない作業に多少でも面白さを導入し、すこしでも余計にMintに親しんでもらおうということなのだろう。このゲーム機能はまだ向こう数週間プライベートなベータテストが続く予定だが、MintのユーザーでTechCrunchの読者、先着500名が招待される。Mint.comで利用しているメールアドレスからtechcrunch-getfit@mint.comにメールすればよい。

ゲーム自体はかなりシンプルだ。最初に「収入の範囲内で消費する」、「クレジットカード、デビット・カードを賢く使う」など、個人会計の「フィットネス」を達成するために必要な5つの原則が示される。それぞれの原則には「銀行手数料を減らす」、「予算内に収める」など多数の具体的な任務が付属している。ユーザーが任務を果たすと報酬ポイントが与えられる。困難な任務達成には一種の勲章が与えられる。財政が100%健全という状態を一定期間維持すると「グル」の称号が与えられる。

MintはWii Fit、Warcraft、Nike Fitなどからこの報酬システムを取り入れたようだ。これによって延々と続くテキストでの個人会計に関するアドバイスを少しでも興味のもてるものにしようという努力だ。もちろん、このゲームをプレイするためにはMintや提携サイトの機能を利用しなければならないので、Mintにとっては収入のアップにつながる。

会計サイトにゲームというのは意外だから、多くのユーザーはこの機能を、私と同様、まずは懐疑的な目で見るだろうと思う。しかし、一見馬鹿げたゲームの要素が実際にはたいへん役に立つ。比較的最近出てきたにもかかわらず、ゲームの要素のために中毒性の高いアプリケーションとなっているfoursquareがよい例だ。もっとも、こういうポイントシステムがうまく機能するためには友達との競争とかトップスコア獲得者の表彰などなんらかのソーシャルな要素が必要だ。しかし会計管理というMintの性格上、こういったソーシャル化による情報公開は難しい。(自分の友達より自分の方が金遣いがうまいといって自慢するのも変なものだ)。しかし、Mintにおけるゲームの要素の導入は成功を収めるだろうと思う。



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(翻訳:Namekawa, U)