GoogleがFirefoxの標準位置情報プロバイダーに

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みんなずっと前から言ってきた。将来は位置情報サービスだと。しかし、これまでその将来は遠くかすんでいた。あまりにも使いにくかったからだ。近いうちにそれが変わろうとしている。そしてGoogleがその先頭を走ることになりそうだ。

Googleが、Firefoxの標準位置情報プロバイダーサービスになったことを発表した。これで、最新のFirefoxベータ版(ここで入手できる)からは、Googleのプラグインやプログラムをインストールしなくても、ブラウザーから位置情報を更新できることになる。これは大きい。

位置情報ベースのサービスには、プライバシーに関する反発が多いが、これまで受け入れられなかった最大の障害は、使うのが〈あまりにも〉大変だったからだ。たいていは特別なブラウザープラグインや面倒な初期設定が必要だった。Firefoxの新バージョンがそれを変えてくれるに違いない。少なくともデスクトップブラウザーについては、位置情報検出機能が内蔵されるからだ。Mozillaはこれまで、デフォルトの位置情報プロバイダーにGeodeを使うつもりのようにみえていた。昨年10月最初に発表したプラグインだ。

Googleに切り替えたことは、Google Latitudeにとって大きな勝利であるに違いなく、Googleは商店に対して高度なターゲット広告を提供するための大量の地域データを手にすることになる(当面は違うのかもしれない。後述)。GoogleがMozillaと結んでいる検索契約(最近2011年まで延長された)と同じく、おそらくGoogleはこのブラウザーのデフォルトプロバイダーになる権利を得るためにかなりの金額を払っていると私は推測する。2006年には、この検索契約だけで$57M(5700万ドル)に上ると伝えられており、これはMozillaの総収益の85%にあたる。

アップデート:Mozillaは、今回一切金銭の授受はなく検索契約とは無関係であると言っている。Mozillaは、位置情報における「ニワトリとタマゴ」状態を打開したかったので、プライバシー問題に真摯に取り組んでいるGoogleと組むことにしたという。

アップデート2:Googleは、現在データを広告目的には使っておらず(今のところは)、これは位置情報ベースの機能をウェブに広めることがすべてだと言っている。しかし、広告収入がないとしてもこれは非常に強い追い風だ。数百万人というユーザーが毎日のようアクセスすることによって、Googleは位置情報データベースを完全なものにしていくことができる。そしてそのデータベースが、今後ますます非常に重要になってくる。

しかもGoogleの計画は、Firefoxブラウザーのはるか先を行っている。今でもウェブを支配しているブラウザーはInternet Explorerだが、Googleは最近IE用ツールバーを改訂し、Firefoxに内蔵される予定のものと同じ位置検出サービスを入れた。もちろん、ユーザーはプラグインをダウンロードする必要があるので、Firefoxの場合よりもハードルは高い。

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(翻訳:Nob Takahashi)