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iPhone用アプリケーション開発者、支払い遅延に対してついに訴訟を検討?

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AppleはiPhoneの開発者に対する支払いを遅らせているだけではなく、一部の開発者に対してはApp Storeでの売上げに対する支払いを全く行っていないようだという記事を以前掲載した。私たちとしては記事によってAppleに問題を認識して欲しいと考えていた。しかしAppleは開発者の不満を無視し、一部の開発者は契約違反によってAppleを訴えると息巻く状況になってしまっている。

そのときにも書いたように、Appleの開発者に対する支払いの遅れは一部の開発者に対するもので、全員への支払いが遅れているわけではない。支払いを受けたものもいるし、支払いを受けられず、カスタマーサポートの対応の悪さに憤っている開発者もいる。開発者たちの不満は開発者フォーラムに寄せられており、こここちらで読むことができる。

末尾に掲載したAppleの契約条項によれば、開発者に対する支払いは末締めの45日後払いで行われることになっている。開発者たちによれば昨年秋頃から支払いに多大な遅れが見られるようになり、また売上げに見合った額の支払いを得られずにいる開発者もいるとのこと。2008年11月から支払いが滞っていると主張する開発者が、App Storeにおけるファイナンスチームとやり取りした一連のメールを転送してくれた。この開発者の苦情に回答しているAppleの従業員は、開発者の支払い遅延に関する度重なるメールを「迷惑行為」のようなものだとし、ファイナンスチームの受け取るメールは1日に数千通にも達し、すぐには処理できないのだと書いている。フォーラムに意見を寄せている他の開発者は9月から支払いを受けておらず、額は7,000ドルにのぼると書いている。

訴訟に持ち込むという開発者たちが、どれだけ真剣に提訴を考えているのかはわからない。発言の場所はフォーラムであり、匿名制のフォーラムでは愚痴を言ったり法的手段に訴えると主張することはよく行われることでもある。しかしメディアの報道や開発者たちの不満の声、メールや電話による支払い遅延への苦情に対して、Appleはきちんと対応できていないように思われる。これは結局Apple自体がどうかしてしまったのだろうかという話にも繋がるものだ。Appleは、その歴史の中で最高の四半期収益を発表したばかりではなかったか。TechCrunchではAppleの不公平な返金精度についての記事も掲載している。この精度では開発者が著しく不利に扱われてしまっている。それでいながらAppleは、App Storeからのダウンロード総数が10億に到達するなど、有益でクリエイティブなアプリケーションを提供してくれる開発者に多くを負っているのだ。

以前から書いているようにAppleは、開発者たちが開発を行うのは当たり前でAppleの言うがままであるべきだというような行動をとり、それによって開発者たちを疎外し、iPhoneの開発をやめさせてしまいかねない振る舞いをしているのだ(フォーラムにはApp Storeでの販売をやめると言っている開発者の声も掲載されている)。


iPhone app contract – Get more Information Technology

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(翻訳:Maeda, H)