ShoeMoneyの商標侵害訴訟で疑惑のAdWords担当Google社員、不正を否定

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先月、われわれはオンライン・マーケティングの著名な専門家、‘ShoeMoney‘ こと、Jeremy SchoemakerがKeyen FarrellというGoogle社員を相手取って起こした興味深い登録商標侵害訴訟を報じた。FarrelはGoogleでAdWordsのアカウント戦略を担当していた。SchoemakerはFarrelが 自サイトの広告にshoemoneyという登録商標を不正に利用して権利を侵害したとしている。他人の登録商標を広告中で使用することはそもそもGoogleのサービス約款で禁じられている。

AdWordsに関連するこのような紛争は珍しいことではない。しかし今回のケースは立場上、当然サービス約款の内容に精通しているはずのGoogleのAdWords担当社員が被告となっているという点がユニークだ。しかも、Googleの登録商標の利用を制限するフィルターをFarrellが社員としての立場を悪用して潜りぬけた(そうでなければなぜチェックがかからなかったのか?)可能性があるというのだ。

裁判の進行に伴って、Farrellは宣誓供述書を提出し、「shoemoneyという単語が登録商標であることを知らなかった。自分はGoogleの定めるとおりの手続きで問題の広告を掲載した。その際Googleのフィルタにさえぎられることはなかった」と述べている。要するに、悪いのはGoogleのシステムだ、というわけだ。検索エンジンの専門家、Danny Sullivanが先月shoemoneyという単語が広告に利用できるかテストしてみたところ、システムに拒否された。しかし、もちろん、この単語がFarrelの操作以後にフィルタ用データベースに追加された可能性はある。

宣誓供述書でFarrelは「Google社員の立場を利用した不正は一切行っていない。管理権限を利用してJeremy SchoemakerやShoemoney Media Group, Inc.のアカウントにアクセスしたことは一度もない」と述べている。Farrellと父親(共同被告となっている)は、さらに人的な訴訟管轄権上の理由で(この訴訟はNebraskaで起こされているが、原告・被告とも同州の居住者ではない)この訴えを却下するよう求めている。宣誓供述書の全文を下に掲載した。

われわれはこの事件の今後の進展に引き続き注目する。もしGoogleがシステムに問題があったと認めれば、SchoemakerはGoogleを訴えるかもしれいない。そうなると証拠開示手続きで、AdWordsシステムがどのように運営されているのか、社員がどの程度顧客データにアクセスできるのか等、興味深い詳細が明らかになる可能性もある。

11-1 Keyen Farrell Affidavit

10 MTD Brief

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(翻訳:Namekawa, U)