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LetSimonDecideが人生の難しい選択をユーザの気持ちに寄り添ってヘルプする

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人生には、なかなか自分では決められない意思決定の場面がいくつかある。Webには何年も前から、フォーラム(掲示板)やYahop Answersのような相談の場があるが、そこではフレーム戦争(悪口雑言合戦)やめちゃめちゃ間違った答えに遭いがちだ。そこで最近は。質問相談サイトからコミュニティ的な要素や、あるいは少なくともそこから起きがちなフレーム戦争を取り除いたサービスが台頭してきた。今日(米国時間5/5)ロンチしたLetSimonDecideもそんなサイトの一つで、大学の専攻科目選び、株の売買などなど、多様な話題にわたる意思決定を助けてくれる。

真っ先に思い浮かぶ競走相手が、Hunchだ。ここはFlickrの協同ファウンダCaterina Fakeが始めた新しいサービスで、やはり意思決定の支援をする。ただし、LetSimonDecideとHunchはやり方が全然違う。

Hunchは複雑なアルゴリズムだけでなく、コミュニティからのデータを主に使う。ユーザが意思決定過程の各部分を投票によって評価すると、その評価が次のユーザに影響を与える。そのためにユーザは、思いがけない新しいオプション(選択肢)に直面することもあるが、ときには全然見当外れの提案に出会うこともある。これに対してSimonは、ユーザにとって何が重要なのかを探ろうとする。そしてそこから、意思決定を築いていく。ある意味でそれは、昔から意思決定の際によく使われた「イエス/ノー」のチェックリストに似ている。

実際の例があったほうが、分かりやすいだろう。Simonにログインすると、まず自分のプロフィールを作る。そのとき、自分の人生の究極の目標を尋ねられる(私の場合それは、イギリスに移住して本を書くことなどです、はい)。そのほかにも、いろんなことを聞かれる…好きな活動、自分の個性のタイプ(6種類から選ぶ)、などなど。

そのあと、このサイトの意思決定支援機能を試してみた。最初は、大学の専攻科目選びだ。何年も前に実際に悩んだ問題なので、このサイトの最初の質問としてふさわしいのではないかな。まず、検討中の選択肢を聞かれた(政治学と生物学だ)。次は、意思決定に影響する属性だ(“それはおもしろいか?”と“勉強の量”と”就職の有利性”を選んでみた)。次は、この3つの属性の重みを、それぞれの候補科目に割り当てる(たとえば、“それはおもしろいか?”は生物学が政治学よりも上だ)。そして、自分の人生の究極の目標に与える各学科の貢献度。…私の入力から得られた答えは生物学だった。

Simonはコミュニティが入力するデータではなく、ユーザが事前に入力したデータを利用して意思決定を助ける。質問と答えの巨大なデータベースが最初からあるわけではないので、最初のうちは当たり前のような答えが多い。ユーザが前に書いた答えをそのままその後の質問に仕立てている。しかしそれでも、これが役に立つことは分かる。つまりシステムがユーザに強制して、何が重要かを心の表面に引っ張り出すのだ。そして、それらに基づいて、ユーザの意思決定を助けていく。

しかも、この種のサービスにできる最良の仕事が、まさにこれだろう。本当に重要な意思決定なら、その答えをインターネット上の見ず知らずの大勢の人に頼るだろうか? 平均的な答えが、その人個人にとってベストアンサーであるとは限らない。そこでSimonはユーザ自身の手をしっかりつかまえて、ユーザが自力で結論にたどり着くのを助ける。それは古くさいチェックリストよりも良いが、たくさんのユーザにアピールするのが難しそう。Hunchのような、楽しめる要素があまりないから。

LetSimonDecideは、消費者調査会社Ayax Systemsの新製品だ。サイトに広告を入れずに、今後データ量が増えたらそれらを無名化して分析し、報告書を大学やシンクタンクに売るつもりだ。



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(翻訳:hiwa)